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新しい時代を生きる~同友会と共に~特別編④

岡山同友会30年の歴史の中で正副代表理事を経験し、現在、同友会理念を追求しながら人間尊重の経営を自社で実践されている方々にお伺いする特別企画です。

岡山同友会設立30周年特別企画


サンコー印刷株式会社
代表取締役 三村 健氏

  ●岡山同友会と出会う前

 三村さんは小学五年生の頃から両親が営む謄写版印刷の営業や納品を手伝い、その中で、自然にお客様の要望に合わせることの大切さを学んだと言います。時には、9日間で睡眠7時間というムリをして入院した事もあります。
 ある日労働組合が誕生しました。廃業した同業者から受け入れた7人の社員から資本家と見られたのでした。外部団体からの介入もありました。
 結局、「労働組合の連中は中小企業の実態が分かっていない」という社員との対立が起きて半年くらいで組合員はいなくなりましたが、社員にとっては労働者の権利を学ぶ良い機会になりました。同業他社の中には組合問題で赤字になった会社もあります。社員と共に歩まなければ中小企業に発展はありません。社員それぞれ持っているものが違うので、違いがある事を理解し、力を合わせれば大きな事ができると考えています。それまで先取りして社員が喜びそうな事をやってきたけれど、当たり前になっていたのでしょう。みんなを巻き込みながら共にやっていかなければ戸惑う社員ができます。

●岡山同友会のとの出会いは?

 三村さんが同友会の設立準備会に参加したのは、現・顧問の横谷敦子氏に誘われたのがきっかけです。団結すれば大きな力になると確信しました。当時のメンバーは7、8人で、京都、兵庫、大阪などの例会を見学しましたが、業種によらず「経営者として社員とどうつきあうか」を知りたかったので楽しかったそうです。広島の事務局から毎週応援に来てくれたこともあり、47人で設立し、初代の代表に就任しました。JCのOBやロータリークラブのメンバーとも討論したことを思い出します。会外の経営者の中には、一部ではありますが政治的な団体と誤解する方もおり、敬遠されたのは残念でした。しかし設立後3年程で100人になり、代表を交代しました。

●1番心に残っている同友会での学びや気づきは?


 全国行事で会った赤石義博さん、大田堯先生、大橋正義さん、大久保尚孝さんなど、すごい人だと感じました。同友会はすごいところだと実感し、全国大会に数多く参加しました。
 グループ長の学習の必要性も感じました。グループ長がしっかりしていれば多くの学びが得られます。自分の物差しに固執せず、グループ討論でメンバーの多様な意見を引き出す人を見ると「会社でも信頼を得ているんだろうな」と想像されます。

●自社と同友会の関わり方は?

 朝礼で、全国大会や例会で学んだ事、気づいた事を話してきました。社員から見ると「うちの社長の話は同友会の事ばかり」と思われていたかもしれませんが、そのおかげで社内にも同友会的な考え方が浸透してきたと感じています。
 「良い会社」には、経営者から見た側面と社員から見た側面の両面がありますが、特に後者が大切です。自主的な地域貢献活動なども含め、会社が社員一人ひとりの人間としての成長を促す風土であることが重要です。    
 「良い経営者」には、倫理観が欠かせないと思います。有限の世界で生きてはいても何歳になっても人間性を高めていく事が必要です。その意味で同友会大学等での学びも重要です。
 「良い経営環境」は自社だけでは作れませんが、仲間が集まることで一定の役割を果たす事が出来ます。中小企業で働く人が日本の全従業員の70%以上であり、まさに中小企業こそが日本を支えています。我々はこのことに誇りを持っていいでしょうし、唯一そのことを全面に掲げて運動を展開しいている団体は中小企業家同友会だけです。
 しかし、現在で言えば外形標準課税適用拡大に対する危機感や地域振興条例の必要性など、今の中小企業政策のことがいつも頭の中になければ、いざという時に役割を果たせません。「自分の商売には直接関係が無いから」という発想では「良い経営環境をつくる」という目的は達成できません。
 総社市では、中小企業憲章ができたのを機に、都市計画と中小企業振興をからめて、中小企業振興条例の制定を商工会議所や市長へ持ち込みました。商工会議所の特別委員会が中心に制定しましたが、同友会メンバーも参画しました。

●同友会会員へひと言コメント

  中小企業家同友会の名称には「家」の一文字が入っていますが、これは専門家であることを表しています。我々はそこに誇りを持ち、中小企業が発展しなければ日本の発展も有り得ないという信念で団結しましょう。そのためにも、会員の皆さんには中小企業政策にもっと目を向けてほしいと考えています。
 国家予算にしめる中小企業関連予算はヨーロッパで10数%、ドイツでは20数%ですが、日本はわずか0.2%余り。せめて1%は必要だと考えます。中小企業家は政治家とは違いますから、知恵を出す事が必要です。

●今後の岡山同友会の展望は?

 岡山らしさを打ち出したり、目先の新しさや独自性を追求するよりも、もっと中小企業家同友会の理念を深めていく事が発展につながると考えています。役員は一般会員から見て「さすが」と言ってもらえるような経営を実践し、賛同者や追従者を増やすことが必要だと思います。
 新たな中期ビジョンには、役員全員が「同友会理念の実践と浸透」という覚悟で取り組んでいただけることを期待します。

社名:サンコー印刷株式会社
会員:三村 健
所在地:総社市真壁871-2
電話:0866-93-2121
FAX:0866-93-9601
設立:1970年
事業内容:情報加工産業
会歴:1992年入会

外観  

社内風景  

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