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新連載【第3回】未来を描く★同友企業〜(有)田中製作所 代表取締役 門田悦子 氏〜

未来を描く★同友企業<第3回>

(有)田中製作所 代表取締役 門田悦子 氏
〒701-0113 倉敷市栗坂467-19
T E L:086-463-4150
創 業:1981年 入会:2013年


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田中製作所の紹介をお願いします

 私の父が1981年に創業しました。あと3年で創業50年になります。分電盤・配電盤など電気設備の筐体から、機械部品、試作品、レーザー加工品などをつくる板金製造業を営んでいます。既製品を造る会社ではなくオーダーメイドをしている会社です。創業者の父は、ようやく自社工場に移転という矢先の平成2年に急死し、母がやむなく後を継ぎました。その後、バブルが弾けて電気設備など設備投資需要が減ったときは経営の危機にも遭いました。ただ、鉄板を切る・曲げる・溶接する・組立てるという一貫生産できる設備と職人が社内にいたので、そのノウハウを生かして新しく機械部品や試作品の製作に取り組み、それがお客様に採用され何とか乗り切ってきました。リーマショックのときは、この新しいジャンルのものづくりに携わっていたおかげで生き残ることができたと思います。我が社はニッチな板金屋なんだということにも気づきました。せっかく景気の荒波を乗り越え生き残ったので、日本のモノづくりを大事にしていきたいと最近世代交代を終えたばかりです。先を見据えてこのたび工場を増設、事務所も新社屋にリニューアルし、社員とともにずっと必要とされる板金屋を続けていく決意をしました。

なぜ門田さんが社長になったのですか?

 もともとは看護師をしていたのですが、結婚して家庭に入った後、CAD/CAMパートとして入社しました。子供の小学校入学を期に一旦は会社を出たこともあったのですが、少しずつ仕事に戻りパート勤務を長く続けていました。リーマンショックのダメージが回復した頃に、中堅社員たちに「これからも田中製作所に勤めるから設備投資しないか? そのためにも次の後継者を決めてほしい。悦っちゃんなってくれないか?」と私に白羽の矢が立ちました。
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経営指針書を作ってどんな変化がありましたか?

 経営指針成文化研修会で使うテキスト『人を生かす経営』(労使見解)にまず魅了されました。経営者は「俺についてこい」ではなくて対等な立場で社員の力を引き出す。そして経営を維持発展させる責任があると書いてあります。看護師の頃、ナイチンゲールの教えに出会った時と同じくらいの衝撃で、双方の本質が重なり合うことにも気づきました。「社員が自主的に生き生きと働くことができる会社をつくりたい」と思いました。ただ、研修会を受講して自社の課題が山のように見えてきたのも事実です。経営指針書に課題をのせて素直に取り組みました。もう必死でしたね。
 経営指針書は、受講したときのフォーマットを今だにそのまま使っています。毎月の社内会議は年間計画に基づいて行います。課題解決の進捗もそこで確認します。数字を明確にして見える化し、決して無理のない計画をたてているので、社員といっしょに課題を解決していくことができています。そうすると、不思議と「計画したことはほとんどが実践できていた!」とみんなが実感できるようになりました。今となっては経営指針書はなくてはならないものとなっています。経営者だけが考えるのではなくて、全部社員と共有するということが一番大切だと思います。

今の課題は何ですか?

 技術の伝承です。「あの人がいなくなったらものづくりができない」という状況を無くしたい。「あそこに行けば、いつもこの技術でやってもらえる」という状況を維持するために、起点を人ではなく器(会社)にしたいと思っています。それから、経営者は外で学ばないと自社は見えないと心得ています。早く家に帰りたいですし、家事もしたいし、早く眠りたい。だけど、決めたことはやるというスタンスは変わっていません。

同友会で学んだことと、その後実践したことは何ですか?

 同友会では「所属支部例会だけは必ず行く!」と決めて、それをコツコツやってきました。「事業継承」などのキーワードを意識して例会に参加したり、「共同求人」「社員共育」「経営指針」とテーマを決めて参加したりと体系的に学ぶようにもしました。そして先人たちが教えてくださる同友会の学びをもっと人に知ってもらいたいと思うようにもなりました。そうすることで同時に私も成長させてもらえると思っています。自分の経営のありのままが一番良くなっていないとだめですよね。頭を打っているところがあれば同友会の仲間に相談に行く。以前はよく聞いてもらいましたが、最近は相談されることも増えてきました。未来を計画することが経営者の役割。そのために何をしたらいいのか?私にとって一番効果が表れたのは、「必ずここには行く」と決めて実践したことです。
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