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倉敷支部・吉備高原支部2月合同例会『「決してあきらめない―それが経営者の責任」~震災を乗り越え、未来の町づくりと小さな一流企業を目指して~』(報告者:田村 滿氏)を開催しました

倉敷支部・吉備高原支部2月合同例会を開催しました

倉敷支部&吉備高原支部 合同例会開催
70人以上が参加し交流の輪を拡げる

 

   2月19日、総社市総合福祉センター大ホールを会場に倉敷支部と吉備高原支部の合同例会が開かれ、社員やオブザーバーも含めて約70人が参加。㈱高田自動車学校の田村滿社長(岩手同友会代表理事・気仙支部長)の報告に耳を傾け、グループ討論で意見交換を行いました。

 両支部の合同例会は2012年9月以来、2度目の開催。今年1月に支部役員を中心に陸前高田市を訪ねて田村社長との打合せを行い、報告内容や討議の柱などについて協議を重ねながら準備を進め、当日を迎えました。

 吉備高原支部の山辺啓三支部長の開会挨拶に続き登壇した田村社長は「決してあきらめない―それが経営者の責任~震災を乗り越え、未来の町づくりと小さな一流企業を目指して」と題して約1時間の報告を行いました。

 報告の中で田村社長は、経営者としての歩みを振り返るとともに、自社の経営理念「邂逅に悦びを・・・!!」を紹介。社会的にも高く評価される社内文化を有し、全社員と家族が誇れる「小さな一流企業」を目指す思いを語りました。
 また3・11を「人生が変わってしまった日」と呼び、地元企業の八割以上が被災し、事業を再開できたのはそのうち3割にも満たない状況の中で、雇用を守りながら物資輸送の拠点として自社を開放し、地域のために奔走されてきた経緯などを話されました。
 そして、地域で事業を営む経営者の責任を強調するとともに、今後の陸前高田市のグランドデザインについても触れ、困難な中でも将来のビジョンを描き続けることの大切さを訴えました。

 その後、「貴社は地域に対してどのような責任がありますか? またどのように責任を果たしていますか? あるいは果たしますか?」というテーマで40分間のグループ討論を行いました。

 最後に、座長を務めた西田康晃氏が「陸前高田で現地の様子を目の当りにし、私の考え方も根本から変わった。企業は、社員やその家族、地域の支えなくして存続できない。どんな時も諦めずに社員や地域を守りぬき未来に責任を持つことが経営者の責任だと思います」とまとめ、閉会しました。
 
 懇親会にも40人以上が参加し、支部の垣根を越えた交流の機会となりました。

 

参加者の主な感想は以下の通り

●田村社長の話を聞いて、改めて経営者の責任の重要さを感じました。また、命がけで企業を守る、社員、社員の家族を守る。まさに、同友会の生命の尊い人性の尊重が原点であると思いました。

●東日本大震災を日債した企業経営者の皆さんの努力と成果(現状)は想像をはるかに超えるものであります。自分がもし、震災を受けていたら、同じことができたとは考えられません。自分では自分なりにリーマンショック以降、苦労をしてきたつもりですが、まだまだやれることがありそうだと感じました。本日はすばらしいご講演、又、お誘いをいただきましてありがとうございました。

●感想が言えなくなる程の深い感銘を頂きました。田村滿社長をはじめ、運営の皆様に、深く感謝しています。この様な場に参加させて頂き、本当に光栄でした。『人間性の快復』このお言葉が田村さまから聞く事が叶いました事は、本当に驚き、感動しました。僕の人生のテーマであり、課題なのです。ありがとうございました。

●報告を聞かせて頂いて、人が生きていく、生き抜いていくことの大切さ、そのために企業がある。いろいろな業種の会社の連携の中で企業は生きて地域の人に貢献もし、又、地域からも支えられていると思います。人も企業も常にいろいろな問題課題と共にある。見えざる津波も起きているという危機感と共に企業人として、個人としてたくましく、生き抜いていきたいと思います。

●都会に出て行った若者が40代になって子供をつれて岡山に戻ってもいいかなーと思える土台を作る。そのお手伝いを自社でも、同友会でも、していきたいと思いました。

●会社の存在だけでなく、地域社会の何年も先の存在をも考えられているお話しを聞き、もっと広い視野で経営を考えていかなければならないと思いました。40歳過ぎて、生まれ育った街に帰ってこれる町の存在は、会社で言えば、例えば、定年後にも気軽に顔が出せれるような会社の存続かなと私なりに理解しました。本日はありがとうございました。目に見えないものの宝庫であるとされる日本はすばらしい!

●決してあきらめない、経営者の心の強さの根源は同友会理念にある事を再確認させて戴きました。

●被災地の経営者とは思えない前向きさと陸前高田という地域の当事者としての意識に感銘を受けた。「小さな一流企業」を概念はまさにその通りだと思いました。

●東大震災をのり超えて、がんばっておられる皆様と、地域を支える企業経営者の前向きなお話が、とてもすばらしかったと思います。であい、めぐり合いを大切に、私たちの会社も「社会的にも高く評価される社内文化を持った会社」となれる様に社員さんと力を合わせて行かねばという気持ちです。田村社長様、参加の皆様ありがとうございました。

●『小さくても一流企業をめざす』に同感、『出合に喜びを』の理念に気づかされた。『地域に根ざした企業なので地域がなければ我が社は存在できない』という重い思いに感銘を受けた。
 

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