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2016年度 岡山大学提供講座開講

会員企業の事例から、中小企業の存在意義を訴える
2016年度 岡山大学提供講座開講

                               於:岡山大学経済学部

 4月11日、岡山大学経済学部にて、岡山同友会会員が講師として登壇する提供講座が開講しました。この講座は2009年度から続いており、中小企業の存在価値を知ってもらい、就職の対象として認識してもらうことと、中小企業憲章の精神を教育界に広めることを目的に、共同求人委員会が窓口となり運営しています。

 初回は、開講に先立ち平野正樹経済学部長が「中小企業こそ、地域経済の活性化に重要な存在。じっくり話をきいて、中小企業を将来の一つの就職先として考えて欲しい」と述べました。続いて藤田賢治代表理事が挨拶に立ち、「中小企業には独自の技術やサービスで発展を遂げている企業がある。それを支えているのは社員さんの力。講義を聞いて、中小企業の特徴、中小企業での仕事のやりがいを感じて、就職先の一つとして見て欲しい」と訴え、講義に移りました。  

 第1講は、中小企業家同友会全国協議会より松井清充専務幹事を講師に招き、「中小企業の歴史と位置づけ」とのテーマで行いました。松井氏は講義の中で、「経済の二重構造問題として、『大企業は高生産・高賃金、中小企業は低生産・低賃金』というイメージは作られたものだ」「儲けを追及している大企業もあるが、儲け主義の企業に200年続く企業はない」と述べました。また、「中小企業憲章」を資料として配布し、その中で社会の主役として中小企業が位置づけられていること、また地域資源をみつけ、地域の加工力をあげて地域を豊かにするのが中小企業であるとする部分に触れ、高知の㈱四万十ドラマや大阪の小西ボタンの例を挙げました。さらに、最重要事項として東日本大震災の際の中小企業の対応を述べ、結局、生きる、暮らしを守るのは中小企業だったことを訴えました。
 

 最後に、中小企業に関連する数字として、「事業所数でも従業員数でも約9割という多数派であるにも関わらず、中小企業は弱いという誤ったイメージで認識されている。女性や高齢者、障害者の雇用率は小さい企業ほど高く、柔軟な働き方ができる」と語りました。

 この提供講座は、7月末まで毎週月曜日に毎回違ったテーマで会員が講師として登壇し、中小企業の魅力を発信していきます。

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