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2017新春経営講演会を開催しました

2017新春経営講演会

奇跡を起こしたピンクの靴
― 日本で一番大切にしたい会社 ―



 1月31日、岡山ロイヤルホテルにて2017新春経営講演会が開かれ、約550人が参加しました。講演に先立ち、開会行事では岡山市の繁定昭男副市長、(公財)岡山県産業振興財団の三宅昇理事長より祝辞をいただきました。開会行事にご出席いただいた来賓は次の通り。

■岡山市副市長・繁定昭男 様
■(公財)岡山県産業振興財団・理事長・三宅昇 様
■(株)日本政策金融公庫・岡山支店長・菊池新吾 様
■(株)中国銀行・常務取締役・福田正彦 様
■(株)トマト銀行・常務取締役・中山雅司 様
■おかやま信用金庫・専務理事・梶原武 様
■備北信用金庫・専務理事・岡田誠治 様
■笠岡信用組合・常勤理事・原田周二 様

 

 講演会には、徳武産業(株)・代表取締役会長・十河孝男氏(香川同友会会員)を講師に迎え、「奇跡を起こしたピンクの靴〜日本で一番大切にしたい会社〜」の表題でお話しいただきました。昨年香川で開催された全国研究集会での記念講演の雰囲気を再現すべく、前方左右にスクリーンが用意され、随時十河会長の表情や手元の商品サンプルを大きく映し出しました。

 冒頭の同社の紹介DVD上映の後、十河氏が登壇しました。十河氏は、37歳で事業を承継してからしばらくは、周囲の社員とも上手くいかず、売上も利益も低迷していた頃のことから、主力商品だったルームシューズとは別に、高齢者向けの靴を作り始めたこと、それが今の徳武産業(株)の主力商品に育った経緯について話しました。  

 1995年に発売した「あゆみシューズ」。弁理士からは「片足ずつの販売、サイズ違いの販売はビジネスモデルとして特許が取れる」との助言もありましたが、「自社だけの利益のためでなく、お客様、業界の人と共に発展することが大切だ」と特許を取らなかったそうです。
 

 またある時、「徳武産業は歩けない人に靴を売るのか」と高齢者施設の方からお叱りの連絡を受けて行ってみると、3年も歩いていない車いすのおばあさんが、「ピンクの靴が『履いて』と話しかけてきたのよ」とピンクの靴を持っていました。忘れかけていた頃、そのおばあさんが歩けるようになったと電話があり、その時、歩くことを通じて生きがいを取り戻す、とても意味のある仕事だと感じたそうです。

 そうして懸命に仕事に取り組んでいる中、近所の方から「夜遅くまで電気が煌々と灯っていて、畑の苗が育たん」と苦情をいただき、自分たちのことしか考えていなかったと反省したこと、周囲の清掃活動や、トイレの貸し出しなど地域の人に恩を返す取り組みを始めたことを話されました。

 そして最後に、全国からたくさんのお礼の手紙が届く同社が、DVD形式で受け取ったという、その映像が上映されました。そこには、高齢で歩行が困難な父親に対する息子の苛立ちや、それでも自分の足で歩きたいという父親の思いが綴られ、「あゆみシューズ」によって親子の思いが通じ合ったことへの感謝の気持ちが表現されていました。

 感動に涙ぐむ声も聞かれる中、温かい想いにつつまれたまま講演会は終了となりました。
 

 賀詞交歓会では、今回は参加者同士の交流に重点を置き、ゆっくりと交流できる構成で企画されました。会場前方ではここ数年で賞を受賞した企業の紹介記事や、会の行事の様子などがスライドショーで紹介されました。終盤には、次の全県行事、経営者フォーラムの実行委員長・山本修氏が登壇し、5月27日の経営者フォーラムを今からスケジュールに入れていただくよう呼びかけがありました。閉会挨拶では、藤井孝章代表理事が「自分に今、岡山に何ができるか。私たちの手で、お客様に感動をもたらす心の通った商品を作っていきましょう」と呼びかけ、閉会となりました。  

講演会の感動を、日々の実践の糧にしてください

2017新春経営講演会実行委員長 /鈴木 香 

 岡山県中小企業家同友会 会員の皆様、新春経営講演会にご参加いただき、誠に有難うございました。多くの皆様のお声かけにより、講演会、賀詞交歓会ともに会場満席で盛大に行うことができ、実行委員会一同感謝に堪えません。

 徳武産業(株)の十河孝男会長のご講演はいかがでしたでしょうか。実行委員長として十河氏とふれあう中で、私は二宮尊徳の言葉の「古語に、之を思ひ之を思いてやまざれば天之を助く、と云えり。之を勤めてやまざれば、又天之を助くべし」を感じました。天が助けたくなるくらいにこれを思い、これに勤めていきたいと思います。

 同社の玄関脇には、「念ずれば花ひらく」と刻まれた石碑が建っています。思い感じるだけでは花は開きません。天が助けたくなるほど強烈な日々の思いと実践があって初めて花が開くのではないでしょうか。
 講演会の翌日、駅までお送りした際「どうしたら徳武産業のような会社がつくれるのでしょうか?」という私の素朴な質問に対して、十河会長は「日々の経営問題に正面から向き合い、一つ一つ解決した結果です」ときっぱりと答えられました。避けたり逃げたりすることなく真摯に現実を受け止め立ち向かっていくことが大事なのだとあらためて認識した次第です。

 この講演会の感動をその時だけで終わらせるのではなく、日々の実践の糧となることを新春経営講演会実行委員会一同願っております。末筆ながら会員の皆様のご健勝とご発展を祈念し、御礼のご挨拶を申し上げます。

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