第13期幹部社員大学が開講

　経営指針書に基づく経営実践のため、経営者と一体で事業に主体的に取り組む幹部社員の育成を目的とする幹部社員大学は今年で13年目を迎えました。毎年9月を初回とし、月1回・全7講（アフターフォロー研修含む）で実施しています。またグループ編成は通期で固定し、同一企業の経営者と受講幹部が同じグループにならないよう調整され、忌憚ない意見を引き出す工夫をしています。
　今期の初回は9月28・29日の2日間、岡山シティホテルで行いました。今回のゴールは（１）経営理念と仕事観・人生観をつなぐこと、（２）自社を知ることの二つです。今期はカリキュラム編成を一部変更し、初参加の2社を含む7社から9人の受講幹部と経営者あわせて18人での開催となりました。
　今回は「仕事観と人生観」「経営理念の解説」などの課題シートを使った質疑応答と経営者の講義が中心でした。受講者の現状と課題を踏まえ、経営者からは「部門長としての課題は何ですか？　部下をどう巻き込んでいますか？」「自分の生き方と今の仕事はどう繋がっていますか？　経営理念と自分の生き方でリンクする箇所はどこですか？」―などの質問が次々と繰り出されます。

　こうした質疑を通して、問われている事柄の本質を吟味するとともに、経営理念に対する理解を深めていきます。
　また、リニューアルに伴い導入した「企業変革支援プログラムステップ」の自社分析では、経営者と受講幹部が同じシートに取り組みました。各社で双方の分析を比較することで認識の違いを知り、自社の経営課題について話し合う機会になりました。このように課題や講義を通して、日常的に経営者との会話が増え、相互の信頼が深まっていくプロセスは最も重要なものと位置付けられています。経営の一翼を担う幹部や後継者を育成したいとお考えの方は是非、ご参加下さい。