【22.10.13】活動報告／会内行事　「第46期経営指針成文化研修会−受講者全員が修了」

　今期は現地開催を前提に運営を進め、途中で生じた感染拡大の第7波を乗り越えて一度もオンライン化することなく最後まで現地会場で研修を続けました。
　受講者の顔ぶれは、独立創業して間もない若手経営者や老舗建設業の後継者、多店舗経営を展開する美容院の女性経営者など様々。比較的若い世代の参加が目立ちました。また人材不足や社員との信頼関係に関して悩みを抱える受講者が多かったことも特徴的でした。一方、運営面においては今期から「年齢構成推移表」と「労働環境分析シート」が課題に追加され、各社の採用計画の妥当性や労働条件にも検証の目が向けられるようになった点は画期的でした。
　研修は3グループに分かれて進められ、各会場では受講者四人に対してフォロー委員7〜8人が助言者として加わり、課題に関する質疑応答を繰り返しながら徐々に完成に近づけていきました。7月下旬から8月にかけてはフォロー委員による受講者の企業訪問も実施し、課題の文面からは伺い知れない各社のリアルな実情を把握するとともに、受講者に寄り添う丁寧なフォローが終始徹底されました。

修了者リポート
サトウオートサービス　代表　佐藤 洋道（倉敷支部）

　当社は倉敷市真備町で自動車の販売、車検、修理、鈑金塗装、レンタカー、自動車保険等の業務を行っています。父が創業し、今年で42年目になります。父、母、私と家族3人で仕事をしてきましたが、5年前に事業承継を行い、整備士の社員を雇用しました。現在は仕事の量も増え、一緒に働いてくれる仲間も増えてきました。それに伴い、会社の経営理念や規則などを決め、組織として機能するための重要性を感じていました。
　また、自動車業界は100年に1度の変革期と言われている状況で、自社の現状をあらためて見つめ直し、今後も発展し続ける企業を目指すため、経営指針成文化研修会を受講する決意をしました。
　研修会では、6カ月の間、自社を深く見つめ直し、フォロー委員から様々な視点でご意見をいただき、とても多くの気づきを得て経営指針書を作成することができました。今後は社員と共にこの経営指針書を年々改良して、毎年発表・実践していきたいと思います。