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岡山県内の小・中学校主幹教諭向け企業研修会


企業経営者からマネジメントを学ぶ

8月6日〜7日、8月22日〜24日の5日間


 8月の5日間、岡山県内小・中学校の主幹教諭研修会を行いました。これは県教育委員会の要請を受け、学校の中核を担う主幹教諭(民間企業の幹部社員に相当。将来の教頭・校長候補)のマネジメント力向上を目的に、昨年から実施しているもの。会員企業五社に受講教諭10人が訪問し、経営者による報告や企業見学、受入企業の幹部社員も加わったグループ討議で学びました。
 100人以下から1,200人以上まで、大小様々な学校から受講者が参加し、「働きやすい職場環境づくり」「組織体制づくりと連携」「理念や考え方の共有」「若手教諭の指導」など、事前に各人の課題を明確にした上で研修に臨みました。
 受講者レポートには、「日々の業務に忙殺される中で『何のために働くのか』が見えなくなっていた。相手から信頼される仕事をしたいし、自分は素晴らしい仕事に就いているんだと再認識できた」「若い教員に仕事を任せて、失敗してもフォローしていく姿勢で育てていく。この考え方なら私自身も成長できる」「学校現場の目標は数値化が難しいが、工夫次第で『見える化』はできると気付いた。目標を定期的に振り返り、丁寧に反省を積み重ねることで、継続的な行動につながるはず」などの感想が寄せられました。
 受講者は今回の学びを各校に持ち帰り、現場での実践につなげていきます。
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協力企業の感想

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民間企業と先生の世界 (シバセ工業(株) 代表取締役 磯田拓也)
  今回初めて主幹教諭研修を受け入れました。「PDCAの実践」というテーマで講義を行い、目標の達成基準を数値化することを中心にグループ討議で深めてもらいました。
 学校は大企業と似ていて、大きな組織の中の一部分であり、倒産はないが短期間で転勤があります。中間管理職にあたる主幹教諭は、その短い期間の中で教職員の意識を高め、学校経営目標の達成に向けて取り組むことが求められます。受講者の振り返りシートを拝読すると、数値化できない目標が多い中、目標設定の重要性や達成基準の可視化における自身の役割を認識している方が多く、今後のヒントになったのだと思います。
 余談になりますが、受講者に弟が含まれており大変驚きました。私は男3人兄弟の長男で、私と次男は民間企業に入りましたが、小学校教諭であった父の影響もあって、三男が教諭になりました。盆や正月に集まった際には、酒を酌み交わしながら民間企業と学校の違い、経営者と中間管理職の違いなどをよく議論する仲です。
 今回、弟以外の先生と議論する機会を得ましたが、「やっぱり先生は大変だ」とつくづく感じました。


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