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2016度役員研修会第2回を開催しました

役員・理事三十一人が
「人を生かす経営」の総合実践について学ぶ

~同友会の学びと自社経営は不離一体~


                           

今回は「人を生かす経営」の総合実践について学ぶために、愛知同友会会長・中同協人を生かす経営推進協議会会長のエイベックス(株)代表取締役会長・加藤 明彦 氏を招き、2010年岡山同友会経営者フォーラム以来6年ぶりに岡山で報告いただきました。

同社は切削加工による自動車部品を中心に事業を展開していますが、6年前はリーマンショックで売上げ前期比7割減の危機から全社一丸体制で乗り切り、より強靭な企業になろうとしていた時でした。今回は前回話されなかった事や社長交代などその後の実践状況を報告していただきました。  

第1講は、「企業経営と同友会運動を両輪に~労使見解から学ぶ人間尊重の経営~」とのテーマで、会社経営と同友会活動を一つの表で表す「不離一体シート」を使い、入会当初から現在まで同友会での学びや気づきをいかに自社で実践し成長させてきたかが一目瞭然でした。以前はミシンや8ミリ撮影機の部品を主に製造していましたが時代の変化で瞬く間に市場が消えてしまうという常に不安定な経営や、後継者として社員との軋轢など経営課題を解決しようと同友会に入会されました。「様々な会や組織があるが、経営の学びができるのは同友会だけ。同友会が無ければ今のエイベックスは無い」「魅力ある企業づくりの重要性」「毎日社員が会社に来てくれることのありがたさ」「育てるものではなく、育つ風土を作る」「地域を良くしたいならそこで暮らす社員やその家族のことを深く思い考えた経営者の本気の実践」「相対評価と絶対評価」と社員を心から信じ、市場創造と人材育成に注力し続けた実践に基づく言葉は説得力があり、我々に同友会で学び実践していくことの希望と勇気を与えてくれるものでした。また本気の実践を通して得た自社の課題を同友会で報告することで皆と学びを深めていくことの重要性を説かれました。

続いて第2講では「同友会の役員と事務局」というテーマで報告していただき、会員は同友会理念の体現者(実践者)であり事務局は運動の主体者(マネージャー&サポーター)であるという愛知同友会の実践事例の報告もありました。参加者は同友会の学びをいかに実践していくかを熱く討議し、加藤氏の非常に多彩な経営実践と先進的な事例から多くを学び加藤氏の再報告を望む声が多く聞かれました。
 

参加者の感想(抜粋)

●会社の体力、体質を良くしてくれているのは社員さんである。それを今一度改めて自覚して、パートナーの意味を社員に語ろうと思います。会社は社員に生かされ、社員は会社に生かされている意味を社員と語り合って、共に生き育つことを共通の認識としたい。社員は自分の五年後、10年後はどうなっているかが大事(家庭計画ができる会社を目指す)。会活動での体現は、社内で後継者を作っていくことである。「会員と事務局のあり方」のお話には現在の疑問を解いてくれるキーワードがたくさんあり、教えられました。会運営の根幹は経営者としての実践を通してこそ活かされること。同友会運動の実践ができること。そのことを実践してゆく覚悟ができました。事務局の権限を明確にしなければならない

●育てるのではなく、育つ風土を作るのである。できる仕組みを作ることが大切だということに改めて気付きました。目標を達成させるためには、変えるべきものは変える決断と勇気が必要。10年後、20年後を見据えた経営を行っていくこと。経営者の責任と覚悟を持つこと。しっかりとこれからの経営の中に落とし込んでいこうと思いました。

●実践することで気付きが生まれ、前に進んでいくのだと感じます。前に進むことを社員と共有することが成果を生むことにつながります。今日の学びを社員と共有したいと思います。

●同友会に永年在籍しておりますが、事業承継を前にして改めて同友会の学び――中途半端な自分から学びを深めることができたかなと思います。キーは労使見解、自主民主連帯の深い理解と実践。まさに生命を賭けて深めることだと思わされました。

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