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2016年度共同求人活動を振り返る

〜単なる採用にとどまらない同友会独自の求人活動〜



1.学校の就職担当者との懇談会

1月中旬、ピュアリティまきびにて実施。学校担当者13人を含む34人が参加しました。会員企業と学校の就職担当者が採用計画や学生の動向などの情報交換を行い、お互いに若者が幸せな就職をするためにできることについて意見交換をしました。

2.勉強会の開催

今年度は、新卒採用の基本を学ぶ勉強会、同友会の共同求人活動の理念について学ぶ勉強会を合計3回実施しました。  

いずれも参加者が10名程度と少ないものでしたが、自社変革を呼びかけるきっかけとなり、またその後委員会で共同求人活動のあり方について協議できたという点で、意義ある機会でした。  

3.合同企業説明会

今年度は、5月、6月、7月、10月、11月の5回、岡山コンベンションセンターで開催。年間を通しての参加企業は16社、スポット参加が2社、学生の参加が延べ59人でした。学生の動員が伸び悩み、説明会の始め30分で学生向けミニセミナーを実施するなどの工夫もしましたが、増加には至りませんでした。参加学生のアンケートには「ゆっくり話がきけて良かった」との声もあり、同友会の合同企業説明会の良さを伝えていくことが必要です。次年度開催にあたり委員会で改善案を検討しています  

4.合同入社式・新入社員研修

開催にあたり、事前の打合せを3月に行い、参加企業で内容を検討しました。合同入社式・新入社員研修は4月初旬に岡山国際交流センターで実施し、20社から新入社員55人が参加しました。

記念講演では、岡山同友会・代表理事の藤井孝章氏に、中小企業で働く意義についてお話しいただきました。研修会では、例年好評を得ている「折り鶴研修」を実施しました。
 

5.岡山大学提供講座「現代中小企業論」

2009年から継続して岡山大学経済学部の一講座を担当しています。4月から7月にかけて、毎週月曜に計15回、会員が講師として登壇し、中小企業の経営戦略、地域貢献、存在意義などをテーマに講義しました。各回の参加学生は約百四十人。最終回は担当教授と会員三人とのパネルディスカッションを実施。終了後に設けられた意見交換会には大学から4人、同友会から10人が参加し、次年度に向けての課題を共有しました。
 

6.職場体験学習の受入

7月に、2回に分けて岡山県立興陽高校の一年生約100人を会員企業21社23事業所で受け入れました。実習前に事前の打合せ、終了後には反省会が行われ、受入企業の担当者らが参加して実習の成果を共有しました。同校の職場体験学習受入は2004年度から継続して実施しており、学生に社会で働くことの意義に触れる機会を提供するだけではなく、企業にとっても受入体制を整えるにあたり、自社を見つめ直すまたとない好機となっています。  

7.大学の就職ガイダンスへの講師派遣

11月に吉備国際大学の学内ガイダンスへ講師を派遣。今年度は、高梁キャンパスと岡山キャンパスの2箇所でそれぞれ3人ずつ会員が講師として登壇しました。就職活動を控えた3年生約200人に向けて業界の説明や今大切にしてほしいことついて語りました。同校への講師派遣は2012年度から継続して行っており、企業が直接学生に業界や自社の魅力を伝えられる場となっています。


 今年度は定期的に委員会を開き、活動の見直しや改善に取り組みました。採用活動に関する勉強会の実施を望む声に応じ、学習会を実施しました。また、単なる採用活動に終わらない同友会の共同求人活動の意義を見失っている危機感から、共同求人活動の盛んな広島から講師を招いて、理念の掘り起こしもしました。直接の成果にはつながりませんでしたが、より同友会らしい合同企業説明会として学生や保護者の皆さん、学校関係者に認知してもらうべく、経営指針の成文化などを企業の参加要件とすることも考えており、同友会理念の実践企業に限った質の高い説明会としてブランディングしていく方向です。

 また、新卒採用は、採用した社員と共に同友会の社員教育カリキュラム(社員共育大・幹部社員大・同友会大)に参加し、共育ちしていく入口にあたるとして、社員教育委員会との連携を進める方向で検討しています。この取り組みに多くの会員企業のご理解を得て、地域で輝く中小企業の魅力を地域の皆さんにご周知する活動としていきます。


同友会企業全体で共同求人活動に取り組みましょう

 就職活動時期の変更が行われて企業側も学生側も混乱しています。また経済の状況や少子高齢化の影響もあり、特に地域の中小企業には人財不足が続いています。

 このような中でも、「地元企業で就職したい」「故郷で頑張っていきたい」など、地域貢献に意欲のある学生は少なくありません。またその中には有能な学生も多くいます。しかし残念ながら企業と学生のマッチングが上手くいかず出会いがなかったり、学生が自身の適性を把握できないままに、また企業を詳しく知らずに就職して、入社後3年で約3割が離職するという現実もあります。

 このような状況の中で、私達は同友会としての理念を持ち、指針を出して労使見解をもった上で運営している企業の集合体です。私達の思いやその姿勢が伝われば、必ずよいマッチングができると考えます。
 現在の共同求人委員会での合同企業説明会は、参加企業も少なく、従って学校への案内をしても参加学生も少ないという負のスパイラル状態です。これを打破して行くには多くの企業が参加して同友会企業全体の姿勢や勢いを提示して行くしかありません。青年部では「あこがれ社長プロジェクト」など学生とのつながりを深めて共同求人への連携を行っていますし、学校就職担当者との懇談会では同友会企業の取り組みや企業との交流を行いました。

 共に成長して行ける将来を担える社員を確保するためにも同友会企業が多く人財を求めている姿勢を見せる必要があると思います。募集が決まっている企業だけでなく、よい人材がいれば採用したいと考えている企業の皆様もぜひご参加ください。
 

岡山同友会共同求人委員長/小山 敏章 

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