2015年 新春のご挨拶
新春のご挨拶 株式会社フジタ地質 |
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
その年の世相を端的に表す昨年の漢字は「税」ということですが、昨年の主な出来事としては、まず消費税が8%に増税されたことが挙げられます。また、円安は一昨年よりさらに進行し、これが原材料高、物価高を招いて、中小企業にダメージを与えているようです。県内では、巨大商業施設イオンモール岡山が開業されました。以上のような出来事は、皆様方の業界にどのような影響を与えているでしょうか。
十二月には、七?九月期の国内総生産(GDP)が年率換算で1.9%減、2四半期連続のマイナス成長となり、安倍首相が消費税再増税先送りの判断を固め、国民に信を問うために衆議院解散・総選挙となりました。
選挙結果は自民党の圧勝ということになりましたが、アベノミクスによる大企業を中心とした政策で、大企業が良くなればその影響を受けて中小企業も良くなるということを期待したトリクルダウン効果にのみに依存するのではなく、直接中小企業振興につながる経済政策をすすめ、全国津々浦々に景気効果が出るよう、地域の活性化を図る政策を実施してもらいたいと思います。また、中小企業家同友会としても、「良い経営環境をつくろう」という理念に基づき、同友会運動をさらに推進していく重要性を感じているところであります。今後も取り組むべき同友会運動としては、中小企業振興基本条例の制定、法人税減税の代替財源としての外形標準課税適用拡大の撤廃などがありますが、こうした運動をより強力に推し進めることができる力と影響力のある岡山同友会にしていくためには、会員増強運動が欠かせません。
今年、岡山同友会の大きな行事に第十八回女性経営者全国交流会(女全交)があります。「ようこそ! 輝く女性の晴れ舞台へ」のキャッチフレーズの基に、全国から女性経営者を中心として約四百人の参加者が予定されています。女全交が、女性会員を増やし、華やかに光り輝く岡山同友会を残してくれることを期待したいと思います。力を合わせて女全交を必ず成功させましょう。
一九八五年に発足した岡山県中小企業家同友会は、今年三十周年を迎えました。
理念とビジョンを基に、より活力ある岡山県中小企業家同友会となることを願いながら会の発展に努力していきたいと思います。
今年も中小企業にとって、予断を許さない年になりそうですが、「よい会社をつくろう、よい経営者になろう、よい経営環境をつくろう」という三つの目的に向かって、中小企業家同友会で学びあいましょう。