表記アンケートにつきましては、お忙しいところご協力いただきありがとうございます。11月10日までにお寄せいただいたご回答を最終集計結果としてまとめ、報道等に発表いたしました。
第3次調査と同様、岡山財務事務所からの協力依頼を受けて借入金の状況や金融機関に対する期待に関する設問を加えています。
調査の概要
1) 調査期間:2021年10月19日-11月10日
2) 調査対象:岡山県中小企業家同友会会員企業
4) 調査方法:FAXと会員専用サイトのアンケート機能にて回答を求めた
5) 回答企業数:全会員企業507社(会員550人)のうち、151社(回答率:29.8%)
6)その他:岡山財務事務所からの協力依頼を受けて金融機関の対応状況に関する設問を加えた。
主な特徴は以下の通りです。
◆現在までのコロナ禍の影響については、「マイナスの影響の方が大きい」が50.3%、「プラスの影響の方が大きい」が6.6%、「どちらともえいない」が43%となった。前回と比較して「どちらともいえない」が大幅に増加(前回は10.5%※註)しており、総体として見れば必ずしも悪影響ばかりではないことがうかがえる。コロナ前と比べた売上についても「増加」「変わらず」の回答割合が前回よりも増えた。業種別内訳を見るとサービス業と建設業の改善が読み取れる。 註:「マイナスの影響はない」を加えると18.5%
◆マイナスの影響の具体的内容は、前回と比べて「配送・納期・仕入の遅れ」と「原材料仕入価格上昇」が大幅に増え、需給の逼迫が深刻化しつつあることがうかがえる。「予約・注文のキャンセル」「展示会・イベント等の中止」も高止まりしている。
◆支援策については、県や市町村による補助金・支援金等の利用割合が増加した。
◆新分野・新商品・新販路などについては、異分野に進出する例は少なく、既存事業や本業の部分的拡張、組織機能や部門のオンライン化を試みる例が多い。
◆負債については、「現在の債務なし」「過剰感なし」「コロナ前の過剰感解消」を合わせると7割を超え、資金繰りは比較的良好であることがうかがえる。また負債の過剰感がある企業でも6割近くが事業再構築に既に取り組んでいるか予定をしており、復旧ではなく改革によって新しい活路を見出そうとする経営者が多いことが読み取れる。
◆資金の充足を反映してか、金融機関に対しては、貸付よりも、公的支援策に関する情報提供や申請支援、販路開拓支援などを望む声が多い。
◆経営上の課題は多岐に渡るが、社員のコロナ感染時の対応、社内コミュニケーションの不足、人材の不足に関するものが比較的多い。
アンケート本体の詳細は以下からご確認ください。
●新型コロナウイルス感染症の影響に関する緊急アンケート(第4次)集計結果
業種別クロス集計結果は以下からご確認ください。
●附表【業種別内訳】