8月22日、津山市内で作州支部・社員教育求人委員会合同例会として「中小企業経営者と高校の先生と行政の意見交換会」を行い、会員、教職員、津山市職員など約30人が参加しました。この意見交換会は昨年に続き2回目となります。
冒頭では平松稔副代表理事が意見交換会のめあてと同友会の説明を行い、その後、つやま産業支援センターの沼泰弘事務局長、県立林野高等学校の下山晋教頭、オサカダツール(株)の牧明奈社長(作州支部)の3人が「我々は次世代に何を残すのか」というテーマのもと、パネルディスカッションを行いました。産官学それぞれの立場から意見が交わされる中で、コーディネーターのサトミ紙工㈱の里見允二専務(作州支部)は共通する点として「明るく活力の溢れる地域」を取り上げ、それをどのように実現していくかを問いかけました。沼氏は産官学連携企画「つやまエリアオープンファクトリー」など先進的な取り組みが進行中である旨を伝えました。下山教頭は「子どもたちに夢を叶えさせることが教職員の役割。だからこそ夢を叶えられる場所が地元にもあることを伝え、郷土愛を育める環境と機会を作っていく必要がある」と訴えました。牧氏は「企業はもちろん、学校、行政機関がしっかりと連携して若者が戻ってきたいと思える地域を維持する仕組みを作り、活動を続けなければならない」と応えました。
パネルディスカッションに続いて「地域の未来をつなぐために何ができるか」をテーマにグループ討議を実施し、参加者のそれぞれの立場でできることと連携が必要なことなどを話し合い、産官学の垣根を越えた交流を行いました。
最後に浅野浩一副代表理事・社員教育求人委員長が「目指したい未来は同じものだと確信しました。あとは次世代の子供達のために、そのイメージをいかに共通のものとして実現していくか。本日の学びと気付きを実践につなげるきっかけにしていきましょう」と締めくくりました。