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第9回環境経営・地球環境交流会in広島 (参加者リポート)

6月26日、27日の両日、広島を会場に第9回環境経営・地球環境交流会が10年ぶりに開催され、約150人が参加しました。1日目冒頭では同友エコ表彰式が開催され、続いて(株)エフピコの富樫英治氏による記念講演、その後4つの分科会に分かれて他県の先進事例から学び、意見交換を行いました。参加者リポートを掲載します。

ユダ木工(株)の実践から学ぶ〜地域と共に歩む環境経営

KitoBito 代表 米戸 雅之 氏(作州支部)

広島県廿日市市のユダ木工は、湯田卓社長のもと「三方よし」の理念を掲げ、環境・地域・社員の幸福を同時に追求する経営を実践しています。「森を使って森を守る」という信念から、輸入材中心だった方針を転換し国産材を活用、社員と共に植林活動を行うなど、森林との持続的な関係を築いています。
商品開発においては、再生紙や植物由来の梱包資材の採用、自然由来の塗料への切り替え、端材を活かすバイオマスボイラー導入、省エネやCO₂排出量の「見える化」といった取り組みにより、環境負荷の低減に貢献。また、「働くをワクワクに」と掲げた職場づくりでは、社員と共にビジョンポスターを作成したり、技能士の育成を重視するなど、人づくりにも注力しています。
この分科会で、SDGsを理念として掲げるだけでなく、日々の小さな実践を積み重ねることこそが持続可能な経営につながることを学びました。今後、私たちも“自社らしいSDGs”とは何かを問い続け、環境と地域に根ざした経営を目指していきたいと感じました。

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