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【23.04.25】「第23期 社員共育大学 全課程を修了」


8カ月間の学びを人間的成長の糧に
第23期 社員共育大学
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 2022年7月に開講した第23期社員共育大学が全課程を修了し、3月8日に修了式を行いました。今期は22社から全54人の社員が修了しました。
 式典では社員共育大学長を務める土井章弘氏(岡山同友会常任相談役)から修了証書の授与が行われたほか、記念品として書籍『百歳の遺言―いのちから教育を考える』(大田堯・中村桂子共著)が全員に贈呈されました。 
 懇親会は感染症対策のため着座で行い、夕食を囲んで歓談しながらそれぞれの修了を祝いました。途中、各社の修了者代表が一人ずつ社員共育大学の感想を発表しました。「はじめは社長に指示されて仕方なく参加していたが、回を重ねるたびに顔見知りが増えて楽しみになった」「普段は自分の会社の人としか話をする機会がないので、ここは同世代の人たちと何でも会話できる貴重な場だった」「仕事に対する姿勢や考え方が変わった。自分と会社の成長の糧にしたい」などの発表があり、深く頷きながら仲間の言葉に耳を傾ける社員たちの姿が印象的でした。 
 社員の発表に応じる形で、経営者二人からも振り返りの挨拶がありました。経営者代理として出席した(株)ヤマシタの山下直紀氏は「研修期間を通じて社員の皆さんの発言内容が徐々に前向きに、そして具体的になっていったことが印象的でした。皆さんの成長を実感するとともに、私自身にとっても自分を見直す機会になりました。当社も社員の成長と変化に応えられる会社にしていきます」と述べました。またアサヒ通信システム(株)の角田裕美子氏は、「世代を超えて様々な人と同じテーマについて議論ができる素晴らしい機会でした。社員の考えを知ることができ、経営者としても身が引き締まる思いでした。学んだことを会社に持ち帰って、ここにいる全員で会社を良い方向に変えていきましょう」と期待を寄せました。 
 最後に浅野浩一・社員教育求人委員長から「今期の社員共育大学はこれで終わりですが、明日からが本当の成長と躍進のスタートです。それぞれの職場や家庭で学んだことを実践し、さらに成長していきましょう」と激励の言葉が贈られ、盛会のうちに閉会となりました。

社員共育大学に参加して

 \; アサヒ通信システム(株) 代表取締役 角田 裕美子(岡山南支部)

 今回初めて社員共育大学に参加しました。以前から人材育成や社員教育の重要性を感じてはいたものの、なかなか時間を作ることができず、何か良い方法がないものかと思案していました。そこで思いついたのが同友会の社員共育大学です。社員共育大学については多くの会員の皆さんから「非常に良いものだ」という評判を常々聞いていました。当社は経営計画にも社員教育を掲げており、「企業が成長するには、みんなの学びと成長が欠かせないんだ」と力説したところ、4人が受講を決心してくれました。 
 8カ月間、仕事が終わって疲れているだろうに毎回みんな本当によく頑張りました。よくある単発のセミナーなどとは違い、毎回異なるテーマの講義を聞いて他社の社員さんと話し合うことで、自分とは全く違う物事の捉え方や気づきの体験を得る。そして多様な意見をまとめて発表する—この体験を繰り返すことで、仕事に向き合う上で大切なことや考え方を、全員が学ぶことができたと思います。 
 私自身も「なるほど、若い人の中にはこんなふうに思っている人もいるんだな」などと気づかされることが多々あり、まさに社員と経営者が「共に学ぶ」時間だったと感じています。次回もぜひ参加して企業としての成長につなげたいと思います。

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【修了者の感想より抜粋】
●様々な考え方や経験談を聞くことで悩みの解決策を導き出せたり、自分の状況をより良くする方法に気づくことができた。社員共育大学に一年間参加して「どんな仕事も一人ではできない」、「仕事は全て繋がっている」ことをあらためて実感した。
●相手を思いやる協調性の大切さをあらためて実感しました。グループ討議で相手の立場になって考えることで様々な視点で事柄を捉えられるようになり、自分の協調性を高めることができたと思います。
●最初は知らない人と話すことに苦手意識があったが、回を重ねるごとに「自分だって意外と話をすることができるのだな」と実感した。いろんな意見を聞く中で自分を客観視でき、あらためて自分がどういう人間かを知ることができた。一番驚いたのは、どの人も仕事で大切にしているのは「会社の経営理念に沿って行動する」という点だった。それぞれの考え方は違っても、経営理念という共通の目的に照らして仕事に取り組むことが会社を発展させる上で本当に重要なのだと知った。
●「働いて、稼いで、生きるのは何のためか」「働き方をより良くするにはどうすればいいのか」「自分が目指すべき人物像とはどのようなものか」「どのように成長し、みんなに認められるにはどうすればいいのか」「共に育ち、幸せになるためには何が必要か」など、本当に多くのことを学びました。
●様々な経営者のお話を聞き、学び続けることの大切さを学びました。共育とは、経営者も含めて組織を支える全員が一緒に成長をすることであり、組織の発展には欠かせないものだと思いました。
●何事も自分中心で考えるのではなく、常に周りに意識を向けることが大切だと思いました。そして全員のベクトルを合わせ、会話による信頼を常日頃から育むことが大切だと思いました。

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