日本の未来を担う新社会人の門出を祝う
4月4日、2023年度の合同入社式・新入社員研修会を岡山国際交流センターで開催しました。今年は15社から26人の新入社員と18人の経営者が参加し、新社会人の門出を祝福しました。 社員教育求人委員長を兼任する浅野浩一副代表理事の開会挨拶に続き、山辺啓三代表理事が祝辞を披露。それに応える形で、新入社員を代表してアサヒ通信システム(株)の髙見泰地さんと(有)松浦治療の吉國那菜さんが抱負と決意を述べました。
その後、先輩社会人の立場からオーニット(株)の村上元さんと(株)イケルの佐藤瑠希亜さんが、入社当時の自分を振り返り、仕事に取り組む上で気をつけたいポイントや同僚・取引先との接し方などについてアドバイスを行いました。
記念講演では、「挑戦―貴方があなたらしく一歩前へ!」と題して門田悦子副代表理事が登壇。同友会の会員企業が実践している理念型経営や10年ビジョンについて説明したほか、中小企業の社会的役割とそこで働く意義を強調し、「これから中小企業で働く皆さんは日本を支える力であり、日本の未来を担う主役です。皆さんの成長に大いに期待しています」と締めくくりました。
午後からは、新入社員研修会を行いました。恒例の折り鶴研修では、折り紙を使った簡単な作業を通じて、目標やチームワークの重要性を実感してもらいました。その後、各グループで当日の気づきを共有するとともに、「あなたは仕事を通じて社会にどのように貢献したいですか?」とのテーマで意見交換を行いました。グループ発表は新入社員全員が行い、大きな拍手が送られました。 また新入社員には、社会人として心得ておくべきお金の考え方やクレジットカードの正しい使い方、ライフプランと金融リテラシーに関する資料も配布されました。
来年の合同入社式は、4月4日(火)、同会場での開催を予定しています。
合同入社式・新入社員研修会 参加企業リポート
(有)通クリック社 取締役社長 杉野 昌司(岡山北支部)
今年の弊社の採用は、初めてのオンライン面接、初めての新卒採用、初めての県外通勤と、何もかもが初めて尽くしでした。そして、同友会の合同入社式・新入社員研修への参加も初めてでした。私も一緒に学ばせていただきましたが、「共に育つ」同友会だけあって、進行も講演も研修も会員が役を担う大変充実した研修でした。
先輩社員からのメッセージは、入社当時の不安や仕事を通して成長できたことなどが分かり易く語られ、忘れていた自分自身の記憶や当時の期待と不安がよみがえりました。特に「会社には宝物が一杯あるので、あなただけの宝物を探し出してください」という言葉が印象に残りました。門田副代表の講演は、人間性・科学性・社会性についてナイチンゲールの話を通して説明されたことが印象に残りました。折り鶴研修も、グループごとに計画を立て、結果を踏まえて改善策を練るなど大変興味深い内容でした。各社の新人さんと一緒に取り組んでみて、あらためてPDCA の大切さに気付かされました。
企画、運営をしてくださった役員・事務局の皆さま方には大変感謝申し上げます。また機会がありましたら是非参加したいと思います。
合同入社式・新入社員アンケート
あなたの夢は?(抜粋)
●お客様に喜んでもらえる商品を提供したい
●経験を積んでキャリアアップしていきたい
●後輩から憧れられる先輩になりたい
●お客様から信頼されるようになりたい
●社長の素晴らしい人間性に学び、技術・人間性の成長を目指す
●新商品開発に関わりたい
●家族のために家を立てたい
●結婚したい
●今以上に優しい人間になる
●プロフェッショナルを目指したい
●自社技術をインフラ並みのものにして、あらゆる施設で使われる立役者になりたい
●仕事も趣味も楽しんで充実した生活を送る
●自分の会社をつくる
●幸せになって周りにも広げられるようになりたい
●資格を取得し、会社だけでなく社会に貢献できるようになりたい
●自分にしかできないことや表現で世の中に貢献できるようになりたい
●社会の中で自分の存在を確立して両親や地域に恩返しをする
今いちばん不安なことは?(主な意見)
●会社の期待に応えること
●会社に迷惑をかけないこと
●業務をしっかり覚えられるか
●自分の能力不足
●分からないことを周りの
人に素直に質問できるかどうか不安
●職場・会社の雰囲気に馴染めるかどうか
●上司や先輩との信頼関係を築くこと
●仕事とプライベートの両立
●生活環境の変化やギャップへの対応
●取引先・顧客に失礼をしないか心配
●これからの未来が想像できない