あなたの会社、「ブランディング」できていますか
岡山同友会・広報委員会勉強会
広報委員会の勉強会が3月17日に参加者24人で開催されました。テーマは「中小企業のブランディング」。ブランド ― それは特定の商品イメージを形作るだけのものではありません。もちろん大企業だけのものでもありません。中小企業にとってもブランディングは重要です。
同じテーマで広報委員会が勉強会を開催するのは3回目で、今回は体感できるワークスタイルで行いました。 講師は、(株)アイディーエイの西江純也氏。デザイナー職を経て岡山本社統括長をされています。岡山以外にも、東京・大阪・福岡に拠点があり、私たちに身近な商品にも実績をお持ちです。ポートフォリオには「ブラックサンダー」「おーいお茶」「ファブリーズ」等が挙げられています。
前半はブランディングのノウハウや事例について解説。重要なポイントとして、「デザインは経営資源の一つ」と説かれました。「ヒト・モノ・カネ・情報」の経営資源に「デザイン」を加え、マネジメントする必要があるのです。デザインには、ロゴやサービス名、広告やSNS等、外から伝わるアウターデザインと、理念や考え方、商品のように価値が伝わるインナーデザインがあります。その両方が整ってこそ、企業の「らしさ」が伝わり、事業が成長できるとのことでした。
その後、「いいブランディングにするために、自社について3つの視点で強みと課題を客観視してみましょう」とのテーマでワークに取り組みました。まず各自でワークシートに「企業や商品」、「理念やコンセプト」を記入。続いて、商品力・デザイン力・営業力の三つの視点から、強みや課題について何を実行するかをまとめました。グループでは、そのシートを共有し、意見やアドバイスをもらう形で討議を行いました。時間の都合上、全員の意見交換は叶いませんでしたが、複数の経営者視点での討議は有意義で、新しい一面を発見する時間となりました。大盛況の中、次回開催が期待される勉強会でした。