最終講はパネルディスカッション
「中小企業の独自性と環境との関係」
2024年7月22日、岡山大学経済学部にて開催された「現代中小企業論」の最終講が盛況のうちに幕を閉じました。本講義は、岡山同友会の会員経営者が講師を務め、中小企業の歴史や展望、中小企業のリアルな経営の様子や事業展開、ビジョンなど中小企業の魅力を学生に伝えることを目的として、2009年から毎年開催されているものです。中小企業の経営者の生の声を直接聞くことができる貴重な機会として、学生からの関心は高く、今期は約百名の学生が受講しました。
4月の初回講義では、(有)まるみ麹本店の山辺啓三社長(岡山同友会代表理事)が「中小企業の歴史と社会的役割」について講義。以降、6名の経営者がそれぞれの経営理念に基づいた事業展開やビジョンを紹介し、第8講からは職場環境整備や採用、社内教育といった具体的な経営課題に関する講義へと展開しました。第13講・14講では、田中実業(株)の田中社長と(株)日の丸タクシーの平井社長が、自社の取り組みを交えながら、地域社会における企業の重要性とその社会性を伝えました。
最終講義では、㈱サンキョウ-エンビックス 浅野浩一社長(岡山同友会副代表理事・社員教育求人委員長)と同社経営管理 サブリーダー岡根誠佳氏、シバセ工業㈱磯田拓也社長が、受講生2名とパネルディスカッションを行い、中小企業と環境経営について活発な意見交換を行いました。企業側の環境に対する取り組みやビジョンに対して、学生からは、現在の社会情勢や経済学的な視点からの鋭い質問が寄せられ、異なる立場からの議論が展開されました。
講義終了後には、会場を移し、今年の講義を担当した会員経営者5名と経済学部の先生方との意見交換会を開催しました。半年間の講義を振り返りつつ、来年度のさらなる充実に向けて、改善点や講義内容の方向性などについて活発な意見が交わされました。山辺代表理事は、中小企業経営者から学生に直接話を伝えられる貴重な機会として今後も引き続きの講義提供を申し出るとともに、登壇の機会が各社の魅力的な企業づくりにつながることを強調し、今後の協力・連携体制についても確認を行いました。
2024年度 岡山大学経済学部 「岡山県中小企業家同友会・提供講座」「現代中小企業論~日本経済の再生と中小企業の役割~」カリキュラム
講義終了後には、会場を移し、今年の講義を担当した会員経営者5名と経済学部の先生方との意見交換会を開催しました。半年間の講義を振り返りつつ、来年度のさらなる充実に向けて、改善点や講義内容の方向性などについて活発な意見が交わされました。山辺代表理事は、中小企業経営者から学生に直接話を伝えられる貴重な機会として今後も引き続きの講義提供を申し出るとともに、登壇の機会が各社の魅力的な企業づくりにつながることを強調し、今後の協力・連携体制についても確認を行いました。
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