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青年部中国ブロック交流会 in Shimane-「主体性」×「行動力」

7月13日、松江にて「第3回中小企業家同友会青年部中国ブロック交流会 inShimane」が開催され、中国地方の青年部を中心に、県外からも多数の参加があり、活気あふれる一日となりました。

熱い議論が交わされた分科会

午後1時30分から始まった3つの分科会では、(株)緑工房の河村雄太社長【鳥取同友会】、(有)玉木製麺の玉木暢社長【島根同友会】、(株)シナジーの小濱亮介取締役【広島同友会】がそれぞれ報告を行いました。それぞれの県の雰囲気や特色の違いも肌で感じられ、活発な議論が繰り広げられました

熱気に包まれる全体会

午後6時半から行われた全体会では、丸山達也・島根県知事のご挨拶からスタート。食事やお酒をいただきながら参加者同士の交流を深めました。盛況の中、各分科会の報告者と座長による振り返りの時間では再びステージに注目し、全員が身体ごと正面を向いて真剣に聞いていたのが印象的でした。

「主体性」と「行動力」がテーマ

今回3回目を迎えた青年部中国ブロック交流会は、実行委員会発足時から各県からメンバーを選出し、準備段階から「主体性」をもって関わることを意識してきました。馴染みのない他県のメンバーとの連携は容易ではありませんでしたが、互いの強みを活かし、それぞれの持ち場で積極的に取り組む「行動力」が見られました。次回は岡山で開催予定です。


あいコン実行委員会 中村 亜依

参加リポート

道祖デザイン写真事務所 代表 道祖 了一
(備北支部)
第1分科会に参加しました。(有)玉木製麺の玉木暢さんの報告でした。同社は山陰地方で「たまき」というブランドで蕎麦・うどんを中心とした和食店を8店舗経営しています。玉木さんは出雲支部長で、「たまき」が山陰地域では広く知られているということもあり、第1分科会に多くの参加者が集まりました。玉木さんの報告内容は自身の生い立ちから、入社しての経緯や、経営陣としての挫折、事業承継を経てコロナの打撃を乗り越え新しい「たまき」へ、という流れで語られました。
特に印象に残った点は、コロナ禍で売上が大きく落ちたものの、役員をはじめ従業員全員でなんとかこの環境を乗り切ろうと、お弁当など様々なアイデアを出し実践することで少しでも売上を伸ばし、リストラすることなくコロナ禍を乗り切ったことです。従業員を変わらず維持したことで、コロナ後売上が回復するのが地域の飲食業の中でも特に早かったということでした。
グループ討論では逆境の乗り越え方と同友会の活用という2点のテーマについて討論しました。各県から様々な業種の方が集まり、議論がとても盛り上がりました。

(特非)だっぴ 代表理事 森分 志学
(岡山北支部)
第3分科会では「急転直下の事業継承~同友会が支えた覚悟と実践~」というタイトルで、㈱緑工房の河村雄太社長の報告を拝聴しました。事なかれ主義で何事にも受け身だった河村氏が、同友会に参加することで、父から受け継いだ会社を社員とともに発展させていこうとする内容でした。自らを律するために同友会の先輩方と熱い意見交換を行い、経営指針を固めて、社員たちに果敢に共有・コミュニケーションを図ろうとする姿勢が印象的でした。
グループ討議では参加者それぞれの主体性の根源について探り、社員が前向きに・主体的に仕事をするために必要なことについて意見を交わしました。社員の主体性について、やりがいなどモチベーションを創出するという観点と、方向性を示すという2つの観点が出ました。方向性を示すという点では、社員がどの方向に前向きになってほしいのかを明確にするため、経営指針を固める意義や必要性を確認することができました。

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