9月9日、岡山同友会にとって初めての企画となる日本銀行岡山支店の見学を行い、22人が参加しました。
本企画は政策委員会の学習会として当初は2020年3月に予定されていましたが、コロナ禍拡大によってやむなく実施が見送られた経緯があります。しかし環境がようやく整ったことを受けて、このたび4年越しで実現に至りました。
廣瀬敬久岡山支店長による講話「わが国の経済・物価情勢と金融政策運営」では、企業収益や設備投資額の推移、実質賃金の動向等について詳細な解説がありました。特に政策金利については、7月末に追加引上げが発表されたばかりで参加者の関心も高く、地域経済や中小企業との関係も含めて丁寧な説明がありました。
その後、旧店舗(現・ルネスホール)から1987年に移転した現在の建物やロビーを見学し、日銀の日常業務について説明を受けました。燃えて灰になった紙幣や破れた紙幣は日銀で交換することができますが、残存面積の割合に応じて引き換え額が変わることに驚く参加者も見られました。
最後に、総務課長の阿知波賢三氏から岡山県の経済金融環境に関する説明を受けて質疑を行い、閉会しました。