
また資金繰りが苦しい時に何の支払いを優先するかと問いかけ、(1)税金・社会保険料の納付(2)取引先への支払い(3)金融機関への返済の三つを挙げ、優先順位を示しました。そしてその理由を具体的に説明すると、参加者からは「なるほど~」と納得の声が挙がっていました。
松井氏は、「付き合う金融機関の数は多いほど良いわけではなく、困った時に助けてくれるメインバンクを作っておくべき」と強調しました。「金融機関との友好な関係を築くために会社の数字を共有しておくと対応がスムーズ」と重ね、ローカルベンチマーク(企業の経営状態の把握を行うツール)の活用を勧めました。
