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開催しました/公開行事「行政・障害者就労支援機関・教育機関との懇談会開催」

行政・障害者就労支援機関・教育機関との
懇談会開催

「本音で語り合う障害者雇用」

 8月28日、岡山市内で「本音で語り合う障害者雇用」と題して、行政、就労支援機関、特別支援学校の教職員、中小企業経営者らによる懇談会を開催しました。今回は4年ぶりの完全リアル開催で、61人が参加しました。
 懇談会はそれぞれの組織の取り組みや課題の共有を通して、双方向の交流と理解を深めることを目的としています。2014年に岡山市の障害福祉支援課との情報共有の場としてスタートし、コロナ禍でもオンラインによる交流や特別支援学校の見学などを行い、つながり続けていました。

 料治則忠・障害者問題委員長が開催目的を共有した後、それぞれの団体から代表者が登壇し、活動内容などを発表しました。岡山市からは、障害者雇用に関する支援事業ついて紹介があり、24年度から企業の法定雇用率が2.5%に引き上げられることも伝えられました。特別支援学校からは「各校それぞれ特色があるので見学に来てほしい」と呼びかけがありました。就労移行支援の方は精神障害者の増加率が大きいことを話し、同友会からは精神障害者の雇用に取り組んだ企業が実践報告を行いました。その後、グループに分かれて「自組織の障害者雇用に関する課題は何ですか?」とのテーマで意見交換をしました。
 私の参加したグループでは、難病患者は障害者手帳を持っていない人が多く、障害者雇用にカウントされないという現実の厳しさが語られました。さまざまな就職困難者がいる現実と、また双方が努力することで企業にも働く人にも大きな可能性があることを知りました。
 今回の懇談会は、経営者が採用や定着に取り組むための最初の一歩を踏み出すきっかけとなりました。このような場を継続していくことの大切さを感じました。

執筆=(株)えくぼ 糸山 智栄

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