ホームページをリニューアルしました。是非ブックマークにご登録ください。

<参加報告>第54回 岡山県高等学校商業教育研究大会

「今回の交流の場はガチンコだ。こんな場は他にない。参加された皆さんが本気でグループ討論をする様子を見て、イノベーションが起こる場だと確信した」と、宮崎悟・岡山大学准教授が熱っぽい口調で語りました。

これは、8月6日に開催された第54回岡山県高等学校商業教育研究大会での一幕です。大会は県高等学校商業教育協会が毎年開催しているもので、一昨年、昨年と同友会が企画段階から参画しました。今年は主催者の要請を受けて会員約20人と事務局が参加協力をしたものです。当日は、宮崎准教授の「地域の未来を創る商業(ビジネス)教育の実現」と題した講演を受けて、グループ討論を行いました。全20卓によるグループ討論では、「イノベーション」「心理的安全性」「Well-being」を各人で定義し、日々の行動をどのように変えていくかを話し合いました。

終了後、会員と主催者との懇談の場が設けられ、経営者からは学びと気付きが、主催者からは御礼が述べられました。

参加リポート 「心理的安全性の確保は経営者の優先課題」

(株)ピアノファクトリー
代表取締役
横田 摂矢(岡山南支部)

午前中の講演では「心理的安全性」について特に興味を持ちました。人は恥やためらい、恐怖を感じてしまうと意見が出なくなります。それを避けるためには心理的安全性の確保が必要です。何でも気兼ねなく言える環境づくり。単なる集合体の「グループ」ではなく、アイデアを出し合い、取り組み、目標に向かっていく「チーム」作りが必要。そのためにサポート体制やリーダーシップ、組織の理解が必要であり、エラーを見つけ改善する仕組みが必要となります。働くことで個人も社会も幸せになるために、働き方や環境を整えること。そして本当の健康とは、肉体的にも精神的にも、そして社会的にも満たされた状態でいられることであり、経営者としての優先課題の一つではないかと感じました。

午後のグループ討議では各学校の現状、先生方の率直な考えを聞くことができ、あらためて地域、企業と学校の連携の必要性も感じ、有意義な時間となりました。

タイトルとURLをコピーしました