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【23.05.22】第19回「魅力発信!-New Face」(株)ホタル電工

新連載
魅力発信!
-New Face-第19回

この連載では「よい会社・よい経営者」をめざして学び始めた新会員さんにスポットライトを当て、同友会でどんなことを学び、どんな企業を目指すかを語っていただきます。日々奮闘している会員企業を紹介します。


(株)ホタル電工
代表取締役 畑 頼哉 氏

2022年入会・岡山北支部

(株)ホタル電工
<所在地>〒701-1464 岡山市北区下足守515 TEL:086-206-3485
<事業内容>電気工事業・空調設備業・給排水設備業・通信設備業・農業

社名の由来、事業概要

(奥田)社名の “ホタル” はどこから?
(畑)ここ足守はゲンジボタルの生息地として有名で、「ホタルの里」と呼ばれています。それに因んだ社名です。ホタルがずっと棲み続けることができるような自然環境を守るように、私たちも電気・空調・水回りのお困りごとを解決して安心して暮らせる地域の生活環境を維持することを目指しています。
(奥田)創業者はお父様ですよね。畑さんはいつからされているの?
(畑)当社は1983年に父が電気工事の仕事を始めたのが始まりです。私は成人してから水道工事の会社に勤めていたのですが、98年頃に父に誘われて入社しました。2013年に事業を承継し、今は6人の社員と一緒に事業を行っています。

同友会入会のきっかけ

(奥田)同友会にはどんなつながりで入会したの?
(畑)同じ業界の会員の紹介で入会しました。その方から経営指針成文化研修会の話を聞いて、私も学ばなければと思いました。
(奥田)じゃあ、もう受講されたんだ?
(畑)いや、それがまだなんです。でも課題は増える一方なので、できるだけ早く受講したいと考えています。最大の課題は職場環境の整備ですが、同友会は様々な異業種の会社の話が聞けて参考になります。社内のコミュニケーションも課題です。当社は現場仕事が多くて社員が一堂に揃うことがほとんどないので、3カ月に一度は全員で食事に行くようにしています。
(奥田)社員の皆さんはどんな様子なんですか?
(畑)社員はみんな仲がいいですね。「休みが取りやすい」とも言ってくれています。
(奥田)食事会が功を奏しているんですかね。

イチゴを作るきっかけは?

(奥田)ところで、事業内容に「農業」ってあるんだけど?
(畑)もともと農業にも興味があり、事業の柱は複数あった方がいいということで、今年からイチゴの栽培を始めました。近くのイチゴ農家に指導してもらって「紅ほっぺ」という品種を育てています。温度管理や潅水をコンピュータで制御するビニールハウス二棟で作業していますが、設備にはお金がかかりましたね。まだこれからですが、品質の良い物を提供していければと思っています。

今後の展望は?

(奥田)農業を含め、今後どうなっていきたいですか?
(畑)父の遺志を継ぎ、地元の皆さんに恩返しをしていきたいです。何年後になるか分かりませんが、新しい事務所を建てたいとも思っています。食に対する関心があるので、また新しい事業を始めるかもしれません。そして少しでも地域の雇用に貢献できればと考えています。自分自身が経営者としての責任をどれだけ果たせているのか分かりませんが、柔軟で型にはまらない経営者でありたいと思っています。しかし答えはまだ見つかっていません。悩みながらも、社員達と良い会社にしていけたらと思っています。
(奥田)そのためにも早く経営指針を作ってくださいね!

★取材後記★

ビニールハウスの見学を終えて事務所に戻ると、社員のお子さんが教科書を広げて宿題をしていました。「間近でわが子を見守りながら働ける職場環境も良いもんだな」と思いました。
畑さんの朴訥とした人柄がそのまま会社の雰囲気に表れているような気がしました。

執筆=フナキ運輸(株) 奥田 建志

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