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【22.08.25】開催しました/会内行事 「第25回女性経営者全国交流会 IN 島根-参加リポート」

第25回女性経営者全国交流会 IN 島根
ちがいを生かして強くなる
ご縁の地から育む未来

 6月16日と17日の2日間、第25回女性経営者全国交流会が島根で開催され、全国42同友会と中同協から約570人(岡山からは16人)が参加しました。全国から集まった参加者と共に、経営指針づくり・地域と共に歩む中小企業などをテーマに、7つの分科会で熱心な議論が交わされました。
 私が参加した第2分科会では「薄紙を重ねるように」と題し、川端運輸(株)の川端章代社長が経営者の責任を問い続けてきた過程を報告しました。
 「会社が変わるには時間がかかる。それには、経営指針書を見直し、共有し、小さな変革を重ねることが必要。経営者が諦めず、薄い紙を重ねるように努力せなアカンのです。経営者は、その時々で多くの決断をせなあかん。そんな時は一つでも多く同友会の行事に参加して、先輩経営者や仲間から学んできたんや。そしてその学びを即実践し、失敗とチャレンジと発信することを繰り返し続けていくことが大切や」とまとめられました。
 グループ討論では「よい会社になろうと努力し、『少し進んだ』と思ったらすぐにまた現実に引き戻される」という話で盛り上がりました。私は発表者に選ばれ、無事発表が終わると皆が、エア・ハイタッチで迎えてくれました。仲間って本当に素晴らしいと感じました。

 「まず私が変わる ― その思いを重ねるんや」―川端社長の言葉を胸に、私も薄紙を重ねる実践をしようと決意しました。
 2日目は、それぞれの分科会の座長報告から前日の学びを共有しました。その後の基調講演では、(株)石見銀山生活文化研究所の松場登美社長が登壇し、「足元の宝を見つめて暮らしを楽しむ」をテーマに話されました。 最後に次回開催地福岡での再会を誓い、散会となりました。

庄屋電装(株) 庄 真理子


分科会リポート

(株)サンキョウ- エンビックス 取締役 調査分析部門マネージャー   高月 克己(倉敷支部)
「モノ」から「コト」で地域への関わり方を学んだ女全交

 第5分科会、イエノコト(株)の淀川洋子社長の報告に参加しました。「同友会の学びで地域のお役立ち企業を目指す」をテーマに、会社設立以降の「地域」における自社の役割、存在意義を見出す経営実践のお話がありました。淀川氏は、社長を支えながら同友会で経営を学び、新しい建設業のあり方に気付くことができたそうです。そして独立後は「会社の看板を掲げない」ことを徹底し、地域の方々とまずは「お友達」になることから関係性を築くことを実践されました。従来の「モノ」づくりの建設業ではなく、女性ならではの生活視点による「暮らし」の「コト」づくりに関わる人たちの幸せの種があり、地域の課題に寄り添う「おせっかい」で新しいニーズを掴まれています。淀川氏の「家創りは暮らし創り」という言葉通り、「モノ」から「コト」へと自社の仕事をつなげることを学びました。
 グループ討議では、建設関係や無形のサービスを提供する方など8人で「自社の仕事を通して、地域の未来にどう関わっていくか」について意見交換を行いました。業種業態、歴史が異なる中で、自社固有の役割を地域にどのように「コト」として関わることができるか意見を交わしました。
 分科会ごとに設けられた懇親会会場では淀川氏と直接会話することができ、「おせっかいなおばさんと言われても楽しい」と笑顔で話される姿が印象的でした。来年は福岡、再会が楽しみです。

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