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就職を目指す若者にエール~岡山西支援学校で吉井氏が講演

 9月10日、岡山県立岡山西支援学校(岡山市北区田中)のPTA人権教育研修会で、倉敷スクールタイガー縫製㈱の吉井一成社長が講演し、保護者や高等部の生徒ら約50人に向けて中小企業の障害者雇用について語りました。

 同校は知的障害のある児童生徒を対象とし、小・中・高の一貫教育を実施しています。今回の講演は理事会を通じて障害者問題委員会に依頼があったもので、当日は高等部の生徒を対象にした第1部と、保護者を対象にした第2部に分けて行われました。 

 いずれの講演の中でも吉井氏は、昨今の一般求人倍率の推移や厚生労働省のデータを引用しながら、障害者の就労について決して楽観を許さない厳しい状況が続いていることを説明。そんな中で理想的な就職を実現するためには、正しい自己理解(興味・適性・能力のバランス)が欠かせないことを強調しました。
 その上で、企業にとって採用が難しい人の具体例をいくつか挙げ、「障害の有無に関わらず、社会人にふさわしいマナーやコミュニケーション能力は絶対に必要。他人に甘えず自己管理できることが大切」などと述べました。

 さらに同社の製品(障害者用スーツ等)を紹介し、「障害者が本当に必要としている製品の開発を通じて、生活向上や雇用拡大に貢献したい。生徒の皆さんは夢に向かってあきらめずに進んでほしい」と語り、この日の講演を締めくくりました。

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