将来に展望を持ち企業づくりの輪を広げよう
-74人の会員が参加-
5月29日、岡山国際交流センターにて第35回定時総会を開催し、74人の会員が参加しました。松尾正男代表が開会挨拶に立ち、「会勢は二年連続増加しているものの、同友会の良さを知らずして退会する方がいらっしゃるのは残念なこと。経営にも同友会の学びにも終わりはありません。自分の立ち位置を把握し、自社に合った学びを進めましょう」と呼びかけました。
総会では、鈴木香氏が議長に選出され議事に移りました。(1)2018年度の活動報告と決算報告 (2)2019年度の活動方針と予算案 (3)2019年度役員案 (4)規約改正案 が提起され、いずれも異議なく採択されました。続いて2018年度の増強功労者の表彰が行われ、インフォポート(同)の松山将三郎氏(6人紹介)、安信工業(株)の安信政裕氏(4人)、(有)田中製作所の門田悦子氏(3人)に表彰状が手渡されました。
その後、第一回理事会を会場ロビーにて開催。代表理事に藤井孝章氏・山辺啓三氏・?橋正志氏が、副代表理事に鈴木香氏・大西一夫氏・林明美氏・奥野一三氏が選出されました。再開された総会では、代表理事を退任し常任相談役に就任した松尾正男氏より挨拶があり、門田氏から感謝を込めて花束が贈られました。
最後に新しく代表理事に就任した?橋正志氏が閉会挨拶に立ち「松尾前代表の『次世代にバトンタッチしたい』との強い思いを受けて代表を引き受けさせていただきました。私が尊敬する元中同協会長の赤石義博氏からは『同友会で学びを深めた人は語り部となり、それぞれの同友会を維持発展させる責任がある』とも言われております。代表を拝命した以上、岡山同友会を発展させることが赤石さんへの恩返しだと思っています。2019年度の増強目標は605人です。皆さん一人一人が最低でも一人の仲間を増やすという自覚のもとで、是非実践をお願いします」と呼びかけて閉会となりました。
代表退任のごあいさつ
ダイヤ工業(株) 代表取締役会長 松尾 正男
5年前に代表理事に就任し、役を全うさせていただきました。1994年の入会当初は熱心に参加していませんでしたが、事業承継直後の97年に減収減益、会社存続の危機を感じ、それから同友会で学び始めました。一つ一つ実践すると21年連続増収となりました。経営者の責任として、いかなる環境下でも経営を維持発展させる責任がある、それを果たしてきたと思います。
同友会では最初に経営委員長を拝命し、滋賀まで学びに行き衝撃を受けたことを覚えています。その時のメンバーが中心となって今の経営指針成文化セミナーのベースを作りました。六つに細分化されていた岡山支部が一つにまとまってからの岡山支部長、新支部立ち上げの時の吉備高原支部長、共同求人委員長、企業連携推進委員長、副代表、代表理事とあらゆる役を受けてきました。今振り返れば、同友会で学んで実践していなければ会社を潰していたかもしれません。
私は常々、組織には新陳代謝が必要だと考えています。自社も去年息子に事業承継し、若い社長になりました。同友会もそうあるべきだと思い、若く元気な?橋さんにバトンタッチすることにしました。2019年度の重点方針にもあるように全会員が維持発展する企業になれば会員も増えていきます。新しい代表がJ2(会員数千名)へ引っ張ってくれると期待しています。代表は退任しますが、引き続き会にはできる限り参加するつもりです。いつまでもみなさんと経営談議をしたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いいたします。