2019社員教育活動全国研修・交流会㏌岡山
2019社員教育活動全国研修・交流会を総括して
実行委員長 髙橋 正志
(岡山同友会代表理事・株式会社マスカット薬局 代表取締役)
最初に、交流会開催にあたって様々なご支援をいただいた実行委員・事務局・陰ながら支えてくださった皆様に心より感謝申し上げます。岡山同友会では本交流会の設営県としての意義目的を「1. 交流会の設営準備を通じて会内外に人を生かす経営の輪を広げる」「2. 社員教育の目的を明確にするとともに、その前提となる企業づくりを推進する契機とする」「3. 将来に向けて岡山同友会の各種教育(共育)プログラムを一層充実させる契機とする」-以上3点と定め、開催に向けて準備を進めてまいりました。
「設営準備を通して会内外に人を生かす経営の輪を広げる」という目的については、今年度2回目の役員研修会を兼ねるものとして位置づけて、支部役員・県理事の積極的な参加を呼びかけました。また入会を検討中の方にも参加をお勧めし、会勢拡大に繋げることが理事会で決議されました。しかし、結果は参加目標60人に対して39人という実績にとどまり、交流会参加を目的に入会した新会員も皆無でした。会外はおろか会内においてすら「輪を広げる」ことに至らず、役員・理事の自覚の欠如が浮き彫りになりました。
「社員教育の目的を明確にすることで、企業づくりを推進する契機にする」という意義目的については、(公財)操風会岡山旭東病院による基調講演が極めて実践的であり、しかも二人の経営幹部による報告も交えたことでより具体的かつ立体的な内容となり、全国の参加者から好評を得ることができました。
「将来に向けて岡山同友会の各種教育(共育)プログラムを一層充実させる契機とする」という意義目的に関しては、前日のオプション企画(社員共育大学見学会)が予想以上に好評で、現在の岡山同友会のプログラムの充実度を逆に教えられた側面があります。一方で、現在凍結中の同友会大学の改善も今後の課題として取り組む必要を感じました。
参加者の感想を読んで気づいた私の学びは、「同友会における『共に育つ』社員教育を実践することで自主的社員が育つ企業になれる」ことを再確認したことです。そして会内外に「人を生かす経営」の輪を広げる運動が同友会の使命であるとあらためて実感できる交流会でした。最後に、今回の交流会の準備や設営を通じて事務局のチームワークの良さを再認識できたことで、さらに岡山同友会全体の絆が深まり、今後の会員増強につながることを期待しています。