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【21.03.12】【開催しました/会内行事】同友会研修会(兼2020年度 役員研修会)

同友会研修会(兼2020年度 役員研修会)

情勢認識と同友会運動
~原点に立ち返り、経営者の責任を貫こう~

 2月12日に同友会研修会(兼・2020年度役員研修会)をオンラインで開催し、事務局を含む28人が参加しました。
 今回は「ウィズコロナ・ポストコロナの情勢認識と同友会運動」をテーマに、中小企業家同友会全国協議会専任講師の松井清充氏からご報告いただきました。
 松井氏は、コロナの影響は3年ほど継続し、「ポストコロナ」と言えるのは早くても2023年か24年になるだろうと予測。それのみならず、気候変動やデジタル化、人口減少・高齢化社会などが中小企業に及ぼす影響も拡大しつつあることを指摘しました。そして、時代の変化に伴って人々の消費性向も変化しており、今後は「モノからコトへ」「人の力」「非接触」「安全・安心」「一人高齢世帯」などに対応できる経営戦略が不可欠であることを強調しました。そしてコロナが終息するであろう3年後に向けて、「人手不足対応」「付加価値向上」「高齢者増加への対応」「人に合わせた対応」の4つの戦略を持つことを提起しました。また、「コロナ禍によって孤立する経営者が増えたり、廃業が急増している現在、同友会の役割はますます重要なものになっている」とし、今こそ経営指針確立運動を推進し、人を育て、経営理念を発信し続ける企業づくりに取り組むよう訴えました。そして「創業時を振り返り、各社の原点となぜ今まで存続できたのかをあらためて分析し、全ての課題を経営方針に入れて取り組んでほしい」と呼びかけました。
 最後に「働くことが人間をつくってきた。働くことを通じて命と暮らしを守るためにも、たとえお客が来なくても働く場を守るべき。どんな時でも経営理念を発信し続けて、地域のためにできることを打ち出して」と呼び掛けました。
 髙橋正志代表がまとめとして、「経営指針の確立にまず取り組もう。我々が学んで良い会社になって、語り部になろう。そして、地域のインフラ、なくてはならない企業になろう」と締めくくり、散会しました。

参加者感想より抜粋

●休業要請でも休んじゃいけない。働くことが人間らしく生きること
●商品開発に経営指針を入れる。PDCAのAを社長の仕事とする
●外部環境・内部環境の深い分析から先を見通した経営指針書作り。社員が育つPDCAを構築していくこと。同友会理念が地域に伝わっていくためにも同友会運動に積極的に取り組みたい
●時代の変化に対応し、これから何が必要とされるのか客観的に見ることの必要性を感じた。存在意義をあらためて見つめ直すチャンスをいただいた
●地域に感謝される企業は生き残れる会社。その先頭に立つのが経営者。原点に立ち帰り自社を分析し、社員と共に実践していきたい
●中小企業が地域の暮らしを守る担い手であると再認識できた。人が生き生きと幸せに暮らせる地域であるために、まず我が社の社員たちが生き生きと働ける企業になる。そのために社員と理念を共有して、あてにされること、NOと言わないこと! リーダーとして実践していく。情報を分析し、戦略することの大切さを学んだ。人間性・社会性・そして科学性。「同友会に入会してよかった」と言われるように仲間を増やす
●当社も岡山地域の中での役割は大きいとあらためて感じた。特に地域のインフラとして雇用を守り、働く場を提供し続けること。社員が三十人いれば、百人以上の生活に係わってくると考えたら責任重大で、いかに環境が大きく変わっても働く場を安心して提供し続けられるか経営者のリーダーシップが問われると感じた
●非常に多くのデータを示していただき、今後の方針や商機を検討するのに参考になった。様々な事例紹介もまだまだできることがあると勇気づけられた
●情報量の多さに圧倒された。潜在的ニーズを引きだすための情報分析力や整理する力、整理された情報を変換していく力は事務局にも必要だと思う。会員さんの声や課題に対し、一緒に考え提案していくためにも局員の資質向上が重要であり、それを実現していくためには強い思いを持ち続けることも必要だと思った。事務局として仕事の向き合い方を再考する貴重な時間となった。

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