経営指針成文化研修会 44期修了者リポート
(株)二鶴堂 代表取締役 大西 肇(備北支部)
私が受講した動機は、会社の明確な指針がほしかったからです。業界の将来に対する不安もありました。研修会の途中でまさかの代表交代となり、結果的に絶好のタイミングになりました。
毎回さまざまな課題が出されるので、初めて考えることも多々ありました。でも難しい課題だからこそ取り組む価値があるし、レベルアップもできるんだと思います。自社の歴史を振り返ることでも新鮮な発見がたくさんありました。
フォロー委員は社員やお客様の視点で質問されるので、「上から目線」とか「ワクワクしません」などの言葉は、本当は「社員さんが心で思っても口に出さない言葉」「お客様の率直な感想」なんだと思います。フォロー委員の質問に答えられないことは、社員から聞かれても答えられません。フォロー委員によっては全く正反対のことを言われることもありますが、社内でも賛成・反対の意見があるのが当たり前。そのためのシミュレーションだと考えればこれほど貴重な場はありません。今まで様々な自己啓発セミナーや研修に参加してきましたが、自社と自分の課題についてこんなにたくさんの人が一緒に考えてくれる機会は他にはないと思います。
研修会は終わりましたが、私にとってはこれからがスタートだと考えています。不十分な点はこれから同友会に参加し続けながらどんどん修整するつもりです。十年ビジョンも若手社員とディスカッションしながら手を加え、年明けには社内発表をしたいと思っています。これから受講する方は、是非、悩みや課題を本音で語り、有意義な半年にしていただきたいと思います。