広報委員会・ブランディング勉強会
自社の強みを生かすブランディングを
11月に実施した「ブランディング勉強会」の第2弾を3月28日にオンライン開催しました。デザイン部門を担当する社員さん9人、オブザーバー1人を含む22人が参加し、各社の事例を聞いた後、ブランディングの取り組みについて意見交換しました。
ブランディングの基本を取り上げた前回に続き、今回は四社が取り組み事例を紹介しました。
(同)ヘアーウォークの和佐田歩氏(倉敷支部)は、環境に配慮した事業展開の取り組みをマンガで紹介することで経営理念が地域への周知につながったと発表。PRマンガの作成に携わったサンコー印刷(株)のデザイナー小西麻美子氏が、制作にあたり特に配慮した点などを話しました。
和佐田 歩 氏(左) 小西 麻美子 氏(右)
(株)二鶴堂の大西肇氏(備北支部)は、地域特性に合った商品展開として「自分史」づくりの取り組みを挙げ、そこに自分らしさ、自社らしさをどう生かしているかを発表しました。
(株)FIL DESIGN の髙橋京恵氏は、鶏卵会社のリブランディングについて発表。今まで埋もれていた価値の再創出にいかに取り組んだかを紹介しました。
最後に(株)ケイズ・ユニットの池上陽二朗氏が、デザイナーの本音としてクライアント企業に留意してほしいことをイラストを交えて発表し、場を和ませました。その後、グループに分かれて、各社の取り組みについて意見交換を行いました。
まとめとして(株)ケイズ・ユニットの守屋謙太郎氏(岡山南支部)が「経営理念もブランディングの一つ。理念はもちろんだが、ほかのブランディングについても取り組むきっかけになれば」と述べました。さらに山下秀男・広報委員会副委員長が経営理念とブランディングの共通点を挙げ、「作って終わりではなく、続けないと意味がない。本気で人同士で向き合うことが良いものにつながる。自社の経営理念も振り返りながらブランディングに取り組みましょう」と締めくくりました。
守屋 謙太郎 氏(右) 池上 陽二朗 氏(左)