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全社一丸のブレない企業づくり~経営理念の実践で、環境変化に負けない企業に!~ (倉敷支部・東備支部合同9月例会)

◆開催日・会場: 2025年9月17日(水)  コンベックス岡山+ZOOM
◆報 告 者: 有限会社 南野製作所 代表取締役社長 浅野 時栄 氏(倉敷支部)
◆討 議 の 柱:
「あなたの会社では経営方針をどのように策定していますか?」
「社長として具体的に何をしなければいけませんか?」

9月17日、コンベックス岡山において倉敷支部・東備支部合同例会を開催しました。
今回の問題提起は南野(有)製作所の浅野時栄社長(倉敷支部)が務め、「全社一丸のブレない企業づくり」と題し、『企業変革支援プログラム.Ver2』のカテゴリーⅡ「経営理念を実践する過程」をテーマに報告を行いました。
浅野氏は、「今年7月の『企業変革支援プログラム』のオリエンテーションに参加して、自社の喫緊の課題が„経営理念の実践“であると明確になった」と報告。数年後の事業承継を見据え、全社一丸となるための経営方針と将来ビジョンの策定に向けた取り組みを紹介しました。

その具体的な取り組みとして、決算書の見方や財務計画の勉強をし直したことや、社内で経営指針書作成の勉強会を開催しビジョン作成を進めていること、さらに新規事業と新部門の立ち上げなどを挙げました。また、事業承継者である長女が今年から同友会に一緒に参加してくれるようになったことにも触れ、嬉しさをにじませました。
報告の結びで浅野氏は、例会準備で「企業変革支援プログラム」による自社分析を深く行った結果、全社一丸のブレない会社にしたい経営者自身が一番ブレていたと気づいたと伝え、「同友会の学びを大切にし、活用していきます」と決意を述べ、締めくくりました。
座長を務めた(株)守安建設の守安儀浩社長は例会のまとめとして、「経営者は自分がやることを決めるだけでなく、やると決めたらすぐ実行することが大切。会社がどこに向かうのか、社員と共有できているでしょうか? そして経営者は自社の状況・外部環境を把握し、数字を読み取り、根拠のある計画を立てられているでしょうか? 労使見解にある『企業を維持発展させる』という経営者の責任を担うには、経営を数字で語れなければいけません。自社の状況把握ツールとして、『企業変革支援プログラム』を自社でしっかり活用し、よい会社を作っていきましょう」と促し、経営者の「決める責任」と「自社把握の重要性」を確認して、閉会となりました。

参加者の主な感想

  • 経営指針づくりの中で、同友会で言われる社会性や人間性は、具体的な科学性(管理会計)無くしては絵に書いた餅になりかねません。そして、その二つのための原因と結果になるのではと。私も含め、会社の最終責任者の社長は、そのことへの自覚と学習が改めて問われているように思いました。
  • 経営指針の大切さを改めて感じました。それには、夢が込められていなければならないと思います。そして、社長自身の思いをしっかり持っているかどうかが、企業の方向性に大きな差を生むのだと実感しました。
  • 表題の通り、「全社一丸のブレない企業づくり」に邁進されているご報告だったと感じました。ご自身の弱みを丁寧に分析し、事業承継に向けて責任ある実践をされている姿に深く感銘を受けるとともに、私自身の足りない部分にも気づかされました。
  • 企業変革支援プロジェクトを活用することで、会社として「できていること」と「できていないこと」が明確になることがわかった。12月の発表に向けて、しっかりと取り組みたい。
  • 経営指針と数値、そして想いは、どちらか一方が絶対というわけではなく、どちらも必要であり、上手く使いこなすことが大切だと感じました。特に数値という科学的根拠が弱いと感じたため、今後は意識して取り組みたいと思います。
  • 企業変革支援プログラムに取り組まれたことで得られた気づきを、自社や経営者自身の課題として実践された赤裸々なご報告は、とても学びの多いものでした。組織のビジョンや方向性をきちんと示し、伝え、そして共有できているか――その問いに何度も立ち返る機会をいただきました。
  • 経営理念を策定するうえで数字による現状分析が重要であることを実感しました。現状分析を起点として、ワクワクするビジョンを描き、浸透させるためには先ず、熱意や夢を含めて自分事にしなければならないと思いました。

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