
10月10日、53回目を迎える経営指針成文化研修会が岡山市内で開講し、初回は受講者7人と、研修会を修了したフォローメンバー合わせて20人が出席しました。本研修会は「時代の変化に対応して経営を維持し発展させる経営者の責任を明確にし、経営者の姿勢を確立すること」「『人を生かす経営(労使見解)』に基づく経営指針の成文化と実践を目指すこと」などを目的に年2回、半年間のカリキュラムで実施しています。
初回はオリエンテーションと講義中心に行いました。冒頭、経営労働委員長の松本直也氏が「自分と会社に向き合い、実り多い半年間にしていこう」と促した後、「研修会の目的と方針」を全員で確認しました。その後、受講者が事前に作成した課題シートを基に発表し、各社の現状と課題の共有のほか、「研修会を通して自社を存続させる道筋を明確にしたい」、「社員と一緒に経営に取り組む社風をつくりたい」など受講の動機と決意が語られました。フォローメンバーからは自己紹介と合わせて「一緒に半年間完走しよう」「聴く力を身につけ、謙虚に学んでほしい」と期待が込められました。

講義では、事務局から「研修会の目的や姿勢、経営指針成文化の枠組み」、松本氏から「経営指針書の重要性」、副委員長の浅野浩一氏から「人を生かす経営」のテーマで説明がありました。
受講者は来年3月までの半年間、フォローメンバーのサポートを受けながら経営者の経営姿勢を確立するとともに経営理念を定め、将来のビジョンから経営方針、中期計画・単年度計画などを含めた経営指針書の完成を目指します。


