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開催しました/会内行事 「中同協第54 回定時総会 in 沖縄−参加リポート」

中同協第54 回定時総会in 沖縄
誇り高き「理念」につどい新しい時代へチャレンジ!
 〜復帰50年 世界へ響け! 命どぅ宝(人間尊重)の経営〜

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 7月6日と7日の2日間、中同協第54回定時総会が沖縄で開催されました。中同協総会のリアル開催は2019年以来3年ぶり。この機を待ちかねたように全国から約1,200人が現地入りし、17の分科会と特別講演等で学びを深めました。
 岡山からは7人が参加し、その多くは6日午前出発の飛行機で現地に向かいました。交通アクセスに優れた岡山桃太郎空港には近県からも多くの会員が集まり、ロビーでは搭乗前から再会を喜び、会話を弾ませる会員や家族らの姿があちこちで確認されました。
 約80分のフライトを終えて降り立った那覇は、真夏の太陽が照りつける快晴。汗をぬぐいながら一同はモノレールで宜野湾会場に向かいました(全体会等の詳細は『中小企業家しんぶん』7月25日号参照)。

 \; ▲特別講演講師:京都大学名誉教授 岡田知弘 氏(写真右)と特別報告講師:沖縄のスーパーバスガイド 崎原真 弓 氏(写真左)

 議案提案の後、参加者はそれぞれの分科会会場に移動。今回はコロナ禍の克服を中心テーマに据えた分科会は少なく、「ビジネスと人権」「採用と教育」「新版・企業変革支援プログラム」「中小企業憲章と条例」「6次産業化」など、より普遍的かつ中長期的な視点に軸足を置いたテーマが目立ちました。その意味で、全国の関心は既に危機に対する事後的な対応にあるのではなく、未来志向の前向きなものに移行しつつあることを予感させる内容でした。
 分科会終了後の懇親会は感染対策のため中止になりましたが、参加者は声をかけ合い、気の合った仲間や知人たちと思い思いの夜を過ごしました。 2日目は、提案された全ての議案・予算と総会宣言が一括採択されて閉会となりました。


参加リポート

( 株) インターネット倉敷 代表取締役 大西 一夫(倉敷支部)
社員と共に創り上げた「日本でいちばん大切にしたい会社」

 \;  第6分科会、(株)琉球補聴器・森山賢社長の報告に参加しました。
冒頭、同社の紹介動画が流されました。泣き叫ぶ赤ちゃんに補聴器をつけると父親の声に反応して泣き止みます。鈴や太皷の音を聞くと笑顔になり、その光景にご両親の目からは涙が溢れました。その場に居合わせた社員まで感動で泣いていました。
 「0.1%の確率で耳の聞こえない赤ちゃんが生まれます。我々の仕事は生後間もない子にも必要とされているのです」と森山社長は語り、報告が始まりました。
 森山社長は32歳で沖縄に帰郷し、父の経営する同社に入社します。35歳のとき社長を交代しましたが、やろうとしたこと全て父(会長)に反対され、思うようにできない不満が鬱積していました。父が引退してからは、社風を一新して年商5億円の壁を突破しようと意気込んでいたそうです。社員と一緒に、泊まり込みでビジョン研修を行ったところ、社員から出てきたのは社長に対する不満だったそうです。森山氏は社員に向けて感謝の言葉を述べると共に詫び、「本当のリーダーになろう!」とそのとき決意したと言います。それから同友会にも積極的に関わるようになり、新卒の定期採用を始めたことで、若手社員が後輩を指導する仕組みができました。
 また社員が中心となって、経営理念を落し込んだ社訓を作りあげたそうです。極めつけは、経常利益が目標額に達すると、社員投票で選ばれた社員の夢を実現すること。これらの実践によって、社員との関係性も良くなり、5億の壁を突破できるようになったそうです。
 父親との向き合い方、社員との関わり方が変ったことで、良い方向に進みだした森山社長。目標達成に向けたベクトル合わせの大切さを再認識させられた、とても刺激的な報告でした。

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