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第2回人を生かす経営全国交流会~全社一丸、地域とともに生きる企業をめざして

第2回人を生かす経営全国交流会~全社一丸、地域とともに生きる企業をめざして

 11月18日と19日の2日間、愛媛県松山市で「第2回人を生かす経営全国交流会」が開かれ、来賓を含め約400人が参加。
 岡山からも土井章弘代表理事をはじめ8人が参加し、「労使見解」の精神を柱にした企業経営の総合的実践について学びました。

 

 本交流会は、中同協の経営労働委員会・社員共育委員会・共同求人委員会の3委員会合同企画によるもので、2008年の第1回に続き今回が2度目の開催。
 従来、各委員会が開いていた「社員教育活動全国研修交流会」「中小企業労使問題全国交流会」「全国共同求人交流会」を一元化することで、「経営指針成文化・共同求人・社員教育」という「労使見解」に基づく人間尊重経営の三位一体の実践を、より立体的に学び推し進めようというものです。

 初日の全体会では、中同協副会長で人を生かす経営推進協議会代表の宮崎由至氏が問題提起を行い、経営理念に基づき「戦術」ではなく「戦略」を立てることの必要を強調するとともに「疲弊した地域を再生するためにも坂の上の雲を目指してがんばりましょう」と呼びかけました。

 引き続き「共に学び共に育ちあう社風づくり」「労使関係と三位一体の経営」「経営者の責任」などをテーマに据えた6つの分科会が開かれ、報告者による問題提起と活発なグループ討論が行われました。 

 懇親会では各地同友会によるPRタイムが設けられ、岡山同友会も参加者全員が半被を着て登壇。神馬孝司氏を中心に、2011年3月に開催される全研岡山への参加の呼びかけを行いました。

 2日目は愛媛大学教育学部の山本万喜雄教授による「ここが好きで、ここに生きる」と題した記念講演が行われました。
 山本氏は、地域に根ざした人育てと同友会運動の関係をわかりやすく説きながら、コミュニケーションを通じた人間同士の信頼関係の構築が、教育現場や職場においていかに大切かを唱えました。

 交流会の最後には、3委員会委員長による行動提起がなされ、労使見解に基づく三位一体の経営実践の重要性をあらためて確認し、閉会となりました。

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