第52期経営指針成文化研修会は、再受講者を含めて8人が受講しました。今年4月の開講以降、経営理念・10年ビジョン・経営方針・経営計画などを作成し、最終回では模擬発表会を実施しました。
受講者には毎回3~4種類の課題が課され、当日は提出課題を確認しながらフォローメンバーとの質疑応答形式で進みます。受講者は、フォローメンバーの質問に答えることでより深く内容を検討することになります。
フォローメンバーは本研修会を修了し、毎年経営指針書を更新するなど理念経営を実践している先輩会員らが担い、「共に学ぶ」姿勢で受講者に対等な立場で関わり、また適切な質問を通じて受講者の気づきを「引き出す」役割をしています。
第一回はオリエンテーションと講義を通して、受講の動機と決意を確認。再受講コースの受講者は「前回の受講から10年が経ち、新事業も始めたので見直しの時期がきた。自分と会社、そして社員のために、一から作り直す覚悟で臨んでいる」と受講の意気込みを話しました。
翌月の第2回から受講者2~3人とフォローメンバー8人程度のグループに分かれ、経営理念や10年ビジョンなど課題の発表と質疑が行われました。フォローメンバーから「社員とどう関わっていますか?」「科学性はどこですか?」「何のために、誰のために会社を変えたいのですか?」などの質問が投げかけられ、受講者は考えつつ回答したり、時には言葉に詰まったりする場面もありました。
第3回から第五回はそれぞれSWOT分析、経営方針、経営計画に取り組み、グループ毎に質疑が行われました。次回の最終回はフォローメンバーを社員や取引先に見立てて、各社の社内発表を念頭に置いた模擬発表を行います。受講者はこれまでの課題を全て見直すとともに発表の準備を進めています。
第53期経営指針成文化研修会は10月10日からスタートします。再受講も含めて積極的にご参加ください。
