
1月28日、2026新春経営講演会を開催し、現地会場とオンラインを合わせて約400人が参加しました。今年は神戸化成(株)の村川勝社長(兵庫同友会代表理事)を報告者に迎え、「人が育てば、会社は伸びる~肥沃な大地に果実は実る」の表題でご講演いただきました。
村川氏は、事業の拡大に伴って自分一人で組織をマネジメントすることに限界を感じ、社員一人ひとりの成長を促すようになったと言います。そしてDX化による生産性向上の取り組みと並行して、経理公開と対話を通じて社員の納得感を高めることに注力。経営指針書と給与を連動させる仕組みを構築し、一層の業績向上につなげました。

そして会社を植物が育つための「土壌」に喩え、「水(賃金)と太陽(やりがい)だけでは植物は育たない。そこには必ず良質な土壌(組織風土)が必要だ」と強調。経営者には、時間をかけて良質な組織風土を作り上げていく責任があることを伝えました。最後に「同友会にとって最大の地域貢献は会員を増やすこと。共に学びあう仲間を増やし、一社でも多くの中小企業が成長することが地域の発展につながる」と締めくくりました。
閉会にあたり実行委員長の角田裕美子氏は「企業の未来は、人が育つ土壌―すなわち組織のあり方で決まります。優れた能力も、それを育む大地がなければ発揮されません。私たち経営者や社員が学び成長することで土壌を耕し、豊かな組織風土が出来上がることで初めて成長という実りがもたらされます。『人間尊重の経営』はすべての経営者に共通するテーマです。本日の講演が各社の土壌を見つめ直す契機となれば幸いです」と挨拶を述べました。
講演会終了後の賀詞交歓会では約百50人が親睦を深め、盛会のうちに閉会しました。


参加者感想より抜粋
- 今回の講演で最も印象に残ったのは「植木鉢理論」です。社員のモチベーションを植物に例え、水(賃金)・お日様(やりがい)・土(風土)のバランスが大切だという考え方は非常にわかりやすく、納得しました。どれか一つだけでは人は育たず、バランスよく与えなければ腐ってしまうという表現が心に残りました。また、流動資産や負債を把握することの重要性を再認識しました。特に「現預金が何もしていないのに減っている状態が危険信号だ」という具体的な指摘は、今後財務を見る際の視点として活かしたいです。「やらない事を決めるのが一番大事」という点も、何をやらないかを明確にすることで限られたリソースを集中させることができると学びました。
- 仕事を通して(1)人間的な成長(2)社会への恩返し(3)給料──という一石三鳥というお話にとても共感しました。
- 心理的安全性が組織やチームの中に参加者感想より抜粋浸透していくために重要なのは経営者の覚悟。経営者が、それを活用してどのような組織にしたいかのビジョンを持つことでメンバーも働きやすくなる。同友会は漢方薬。コツコツやることが近道。経営者の人間的魅力。会員増強は最大の地域貢献。
- 経営指針書を作成する前にやっておくべきことが一番勉強になった。まず経営者自身がブレないようにやっていこうと思った。
- 自身が働く会社の現在地や将来的にどのような会社を目指していくのか、それを知るために経営者のみならず従業員が会社の数字を把握し、改善や成長させるためにはどうすれば良いか、一人ひとりがPDCAサイクルを回して考えることが会社を伸ばす一つの要因なのかなと考えました。私は社会人としてまだ3年目ですが、自分が将来どんな社会人になりたいのかをあらためて考えることができました。
2026新春経営講演会実行委員長挨拶

(岡山南支部)
「学びを行動へ、そして成長へ」
新春経営講演会では、約400人の方にご参加をいただき、心より感謝申し上げます。多くの皆さまと同じ時間、同じ空間で学びを共有できたことを、実行委員長として、また一参加者としても大変嬉しく思っております。
今回の村川氏の講演の表題は、「人が育てば会社は伸びる」でしたが、その「人」とは、まず私たち経営者自身であるということを、あらためて考える機会となりました。人を生かす経営とは何か。そして人が希望を持ち、成長のチャンスに出会える環境をどう作っていくのか。多くの気づきと学びが詰まった時間だったと感じています。この学びが、それぞれの立場での行動につながり、皆さまの会社や組織、そしてご自身の成長の糧となれば幸いです。ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
新春経営講演会では、約400人の方にご参加をいただき、心より感謝申し上げます。多くの皆さまと同じ時間、同じ空間で学びを共有できたことを、実行委員長として、また一参加者としても大変嬉しく思っております。
今回の村川氏の講演の表題は、「人が育てば会社は伸びる」でしたが、その「人」とは、まず私たち経営者自身であるということを、あらためて考える機会となりました。人を生かす経営とは何か。そして人が希望を持ち、成長のチャンスに出会える環境をどう作っていくのか。多くの気づきと学びが詰まった時間だったと感じています。この学びが、それぞれの立場での行動につながり、皆さまの会社や組織、そしてご自身の成長の糧となれば幸いです。ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。


