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第20回経営者フォーラム開催(第3分科会リポート)

経営者フォーラム第3分科会リポート「元気な中小企業を育て、豊かな地域社会をつくるためには何が必要か?」


 5月29日に岡山ロイヤルホテルを会場に、第26回定時総会・第20回経営者フォーラムが開催されました。
 経営者フォーラム第3分科会にはオブザーバーも含めて約45人が参加。「元気な中小企業を育て、豊かな地域社会をつくるためには何が必要か?」のテーマで、行政と他団体を招いてのパネルディスカッションが行われました。

 パネラーは、岡山市経済局長の甲斐充氏、岡山経済同友会地域振興委員長で岡山商工会議所の副会頭も務められている古市大藏氏、そして岡山同友会の土井章弘代表理事の三人。
 額田信一政策委員長による進行のもと、岡山市の将来ビジョンや、地域振興においてそれぞれが果たすべき役割等について意見交換が行われました。

 岡山市の現状については「岡山は全国屈指のコンビニ・家電量販店の激戦区。流通の南北・東西軸の結節点であり、人が集いやすい」(甲斐氏)、「若年層の人口流出が続いている。岡山をどう魅力づけるかが焦眉の課題」(古市氏)、「我々中小企業が雇用の受け皿になることで、若者の流出にも歯止めをかけられるのでは」(土井氏)―などの見解が述べられました。

 さらに将来のビジョンに関しては「岡山の強みを生かした産業育成を行い、可能性のある分野には積極的にバックアップができる方策を検討している。現場の皆さんの声も最大限に反映させたい」(甲斐氏)、「魅力あるまちづくりの起爆剤として、路面電車の環状化や大型コンベンションホールの設立、医療都市機能の充実などを提案している」(古市氏)、「同友会が言う『共に育つ』姿勢、人と人の繋がりを大切にすることが、これからのまちづくりの基盤になるのでは」(土井氏)―といった意見が交わされました。

 グループ討論では「豊かな地域社会をつくるために、我々中小企業は何をすればよいのか?」「行政が何をどのように支援すれば、元気な中小企業が育つのか?」のテーマで議論が行われ、「こうした場を通じて行政と共通認識を持つことが必要」「中小企業は情報発信が苦手。行政にフォローをお願いしたい」―などの意見が発表されました。

 最後に額田氏が「まちづくりには100年3代先にまでわたる長期的な展望が必要。取り組みを継続していくためにも条例や中小企業憲章は不可欠であり、我々も積極的に発言ができるよう研鑽を重ねていきたい」と述べ、全体を締め括りました。
 

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