自分の言葉で自社の経営理念が語られるか?
「わが社の固有の役割の質問のところで、あなたは『車の販売』と書かれていますが、車を販売しているところではどこも同じことだと思いますが、他社ではまねができない独自の役割とはどのようなことですか?」との鋭い問いかけが受講生にされている、第6期幹部社員大学が8月25日、26日の一泊研修会から始まりました。
9社9人経営者も含めて、18人の参加
今回の受講生は9社9人で、経営者も含めて、18人の参加です。幹部社員大学の目的は、自社の経営指針に基づく経営の実効ある展開のため経営者と一体で事業に主体的に取り組む幹部社員の育成。経営者が幹部社員と共に学ぶこと、本音での意見交換を通して経営指針成文化の実践の一助とする。理念を具体化し、実践する上で必要な実務知識の経営者、幹部共での研鑽を積むこととしています。
受講生は毎回課題を与えられ、部下と共に会議をおこないます。その会議の議事録や課題シートを基に経営者からの質問に答えていきます。「じぶんにとってかけがえのないものは何か?」「何のために仕事をしているのか?」「わが社の固有の役割は何か?」「自社の経営理念のひとことひとことの意味を応えてください」「社員が仕事をする時、経営理念を念頭においていますか?」と自分の生きざまの振返りや、経営理念がどのように自分自身に受け入れられているかを問われます。また、幹部社員としての変革も求められます。リーマンショック、大震災、円高等経済情勢はめまぐるしく変わっています。それらに対応する能力も求められています。このような研修会が来年の1月まで基本的には第4土曜日におこなわれます。