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【21.02.17】開催しました ― 会内行事 「障害者問題委員会学習会」報告者:特定非営利活動法人color 理事長 川上路代 氏

障害者問題委員会学習会

誰もが個性を生かし、輝ける会社を目指そう

 12月23日に障害者問題委員会学習会を実施し、18人が参加しました。「目指すのは色とりどりの個性輝く場所づくり」とのテーマで(特非)colorの川上路代氏が報告しました。
 同社は障害のある児童の生活・学習支援、保護者や支援者、障害者の相談支援を主な事業としています。川上氏は、「障害者雇用を勧める自社が障害者を雇用していない状況では他社に対して説得力がない」との考えから障害者雇用を始めたとのことです。
 報告では、自社での取り組みについて実践事例と対象者それぞれの特性に合った就労環境の整備例を挙げました。また、障害者雇用をすることでの自身の気づきや社内の変化として、「業務のマニュアル化や定型化が進み、職場全体の効率化や役割分担・業務分担をスムーズにできるようになった」と報告。その中で、「コミュニケーションを取ることや、業務を部分的に得意な人に任せたり、苦手な部分を社内でフォローし合うことはどの会社でもしていること。雇用や社員教育についても障害の有無で大きな違いはない」と話しました。最後に、「障害者支援を充実させ、誰もがそれぞれの色を生かしながら輝ける会社、社会を目指します」と今後の展望を述べました。


川上 路代 氏

 その後、グループに分かれ「障害の有無関係なく、社員が働きやすい職場作りのために、自社で何に取り組みますか?」をテーマに、これからの取り組みや現在の課題などについて意見交換を行いました。また、学習会の終盤ではプチ勉強会として、bon(株)の横田一馬氏が障害の種別やケースに応じた社内における配慮や工夫について例を挙げて紹介しました。横田氏は「支援機関、支援者のサポートを受け、助成金などの補助制度もしっかり活用しながら、だれもが働きやすい会社を目指しましょう」と促し、本学習会は終了となりました。

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