地域中小企業の存在価値と未来像
~中小企業淘汰論に打ち勝つためには~
<報告者>
岡山同友会理事・政策委員会 委員長
鈴木工業 株式会社 代表取締役 鈴木 香 氏
岡山同友会顧問
有限会社アルスター経営コンサルタンツ 代表取締役 額田 信一 氏
●コーディネーター:岡山県中小企業家同友会 事務局長 安本 直
日 時:2021年2月19日 18:00~
会 場: オンライン会議システムzoom
討議の柱:
「各社の存在価値は何ですか? あなたは自社の生産性をどう高めますか?」
参加者の主な感想
●同友会ならではの見識のある例会でした。安本事務局長からご紹介のあった額田さんの言葉「それで終わったら不幸じゃろ」に「……にもかかわらず前を向く」という志を見ました。
●中小企業と大企業、それぞれの役割があり大企業が敵ではないこと。地域になくてはならない企業、お客様にとってなくてはならない企業を目指していきたいです。そのために、弊社の個性を伸ばし強靱な会社を作っていきたいです。
●今回の議論を通じて、改めてよく言う「何のために働いているのか」「何のために生きているのか」そして「何のために経営しているのか」という生き方の原点を思い起こされました。私も、同友会での学びやいろいろな体験を通じて、企業は、人=社員さんや顧客、取引先の方々が、よりよく生きるための存在かと思います。学びの結集が自社の経営理念に凝縮されて、それを経営者として社会に問うていくということ、それは、崇高な戦いであると同時に納得のいく生き方かと思います。企業の目的は、規模の論理だけでなく、質の論理、小さくとも強い(生産性)会社は、努力と工夫次第ではないでしょうか。まさに、私たちの正念場です。
●中小企業の役割を改めて考えることが出来ました。自社の存在意義や生産性の向上について、利益と貢献のバランスだとの言葉に再度、気持ちを新たにしました。
●中小企業が社会のお荷物なんてとんでもない。中小企業の存在意義を改めて強く感じました。
●大企業と中小企業の生産性のお話が勉強になりました。弊社もニッチな業界なので、付加価値の面がとても重要になります。付加価値の創造に向けて、行動したいと思います。
●飲食店の話が出た時は、色々やっているけれど、これ以上どうしろと言っているの? と感じていましたが、美学・哲学・業として屋ではなく、魂を込めてそれでもそこに向かって行くか? まだまだ責任や誇りが持てていない(できていない)のではないかと感じた。グループ討論でも皆様に教えて頂き、貴重な討議が出来ました。元気を頂きました!
●改めて自社の必要性と付加価値について考えることのできた例会だったと思います。 コロナ禍で需要が減る中、自社に求められる物は何なのか? 自社の固有の役割が何なのか? を考え、実行力を持って明日からも社業に邁進することを誓って頑張ります。異業種の方や他の経営者の話から自社へのヒントがあるな! と思いました。
●本日の例会は久しぶりに面白かったです。本音のトークは大切だと思いましたし、経営者は時代が変わり、社会が変わる中で事実を受け入れ、変化を楽しみながら未来に向けて会社経営をしていかなければと、改めて感じました。今の自分には経営哲学を明確に語れるものがないので追求していきたいと思います。社員が生き生きと働くことができ、生活を楽しんでいれば、それでいいかなとも思っています。
●企業づくりと地域づくりを一体のものとする問題提起はすばらしかったです。事務局と会員間の信頼関係が築かれていることがよくわかりました。それにしても、参加された会員皆さんの懐の深さ、学びの深さに敬服します。
●学校で習った経済の話から、自社の存在意義とは? 大企業どころか、他所と同じ事だけをしていたら存在意義がなくなってしまう。ガムシャラに作るだけで良かった高度成長期が終わり2000年を超えてから第三次産業での変革を迎えている事を唱える学者が増えて来ていたのを思い出しました。時代が進むのと同じく、事業の形態も変化して行く重要性を感じました。