備北支部4月ハイブリッド例会・活動報告
多様性を生かした企業づくり―中小企業のダイバーシティ経営
<報告者>
オーニック株式会社 代表取締役 難波 健 氏(備北支部支部)
日 時:2021年4月23日(金)18:30~
会 場: 高梁市文化交流館(zoom併用)
<討議の柱>
「社員の長所を伸ばすためにどのようなことをしていますか?
社員の短所を克服するためにどのようなことをしていますか?」
参加者の主な感想
●本日のお話は人を生かす経営の実践、対等な労使関係その対等な労使関係を作るには、どのようにしなければいけないかが改めて気づけました。心の底から信頼あえる関係が出来ているのか、また社員同士が認め合える会社になっているのか、社員が誇りと働きがいを持てる企業になるにはどうすればよいのか、難波社長さんの人柄から見えた気がしました。まだまだ社員との信頼できる関係が出来ていない、社員同士が認め合える職場が出来ていない、やることが一杯ですが、社員との面接が遅れているので確実に行います。
●障害者雇用でのテーマでお話いただきましたが、障害者に限らずダイバーシティとは、お互いを認め合うことが肝要であることが学べました。社会的コストがかかるなど、効率という面ではデメリットがあるものの、現状の打破や社内イノベーション、業務改革には必要な新しい発想というものがもたらされるメリットもあり、新型コロナ等の問題で閉塞感の強い現状を打ち破れる大きなヒントになるのではないか、と感じました。グループ討議の中での気づきは選ばれるとは科学性・社会性・人間性を軸にSDGsなどさまざまな取り組みを裏付けが取れるぐらいの取組を行えば、自然とお客様や被雇用者から選ばれる企業になること。そして適材適所を行うには、面談を行ったりして業務分解を行うなど経営者が施策をし、社員を観察し、配置を促すことが大事であるときづきました。また「認め合う」とは話をすることで、小さい事でも気づいてあげることが大事であると思いました。社員同士でも同じで話し合う場を設ける必要があると感じました。
●「生活に支障がある人を障害者とみなすが、仕事上では関係ない」という部分がとても印象に残りました。また、障害者の割合が14人に1人ということを聞いて、自社では現在障害者雇用ができていませんが、将来は社内で14人に1人の割合で障害者雇用ができるようになりたいと思いました。
●難波社長の淡々とした語り口の中に社員さん、障がい者を大切にする価値観が自分の人生経験に裏付けられ、素直に感じられました。自社は今だ、障がい者雇用に至っておりませんが障がい者だけでなく、いろいろな社会的弱者の方々を、何とか工夫し、事業経営の中に取り込み、人の尊厳と可能性の醍醐味を願うばかりです。
●一人ではできないことがある。一人ではやらないことがある。仲間を増やすことで選択肢が増える。まさにそうだと思います。難波さん! 是非とも障害者問題委員会にご参加頂き、「幸せの見える共生社会」を目指しましょう!
●仲間を増やすことで選択肢は増える。
●『受け入れる』と『認める』の違い、認められる様にする。
●人を観察し、話し合い、生活状況などひっくるめて見ていかないと、その人の『らしさ』を見極めることが難しくなる。
●障がい者雇用を長く続けているオーニックの難波社長の言葉は、とても思いやりに満ちていました。障がい者が日本国内で14人に1人はいるという状況なので、これからの雇用は、障がい者雇用も視野に入れておく必要があると思いました。自社もかつては障がい者雇用をしていましたが、彼らにとって働きにくい環境になったためか今では0人です。経営者が社員の個性を活かせるように社内環境を整え、成長していく企業にしていきます。