備北支部8月例会・活動報告
<事業承継シリーズ・第1弾>
持続可能な100年輝業を目指して
~非親族・社員による事業承継の課題と極意~
<報告者>岡山同友会理事・社員教育求人委員長
株式会社 サンキョウ-エンビックス 代表取締役 浅野 浩一 氏
日 時: 2021年8月27日(金)18:00~/Web会議システムzoom
<討議の柱>
「自社の事業承継に関する課題は何ですか?
その課題をどのように解決しますか?」
参加者の主な感想
●事業承継は先のことと考えていたが、目を背けていたことを認識できた。
●株主、家族、社員、銀行、業界、顧客、協力、地域、承継に向けて、これらを確立させていきます。
●お互いの理解は会話から生まれる 社員と本気に向き合い話し合いをする。
●事業承継を行なう為には企業価値を上げなければならない。価値があれば、候補者がたくさん出てくる。
●事業承継が然るべきにできるように、経営の後を継ぐ人に「この会社を継ぎたい」と思える会社づくりをしていきます。
●BCPの視点からも常に他者の協力を得られるように、日頃から経営指針書を柱として会社の体質強化をしておくことが大切である。株の評価に基づく対策手順もBCPの視点から急ぐ。
●後継者は同族からでなくても、才能のある人が継ぐ方が同友会らしいと感じました。業績を良くすること、企業価値をあげて、継ぎたい会社にすること、社員も継ぎたいと思う会社にする必要がある。後継者候補は役員に入ってもらい、育成・気づきを感じさせる必要がある。
●次世代に「残していきたい」と思ってもらえる会社にするために、改めて自分が何をすべきか。しっかりと社会性・人間性の学びを行っていく。
●今回の報告を機会に、会社の歴史を振り返ることができてよかったです。引き続き、経営指針書を社員と共に動かしていきます。
●後継経営者の苦しみは本人にしか解からないが、前社長や誰かと比べられている視線は、結局自分が創っているものです! その視線は断ち切れ! 自分は自分なりを信じて輝かせよう!
●事業承継において、受け取る側には経営者としての覚悟が必要。渡す側は自分が前に出ない、後ろで見守るということが印象に残りました。事業承継には社内にリーダーを育てる仕組みや、風土を根付かせることが大切であると思いました。指針書を社員と考えて作っていくことが、後継者の育成や業承継にも役立つと感じました。
●覚悟があるからたくさんのことを初年度から推進していけるのだと、根本を学べたと思っております。経営者となったのであれば、どんな立場でも次の承継を考えなければいけないことを学んだ例会でした。そのための「意識付け」。会社は社員とその家族のためという魂を入れながら経営指針を社員と一緒に作り、その社員の中にだって承継候補者が出るかもしれない。そのために私が進める事業を夢ある事業にする。そして、社員と共に学ぶ姿勢と覚悟の共有をしながら、事業を進めていきたいと思いました。
●非同族での事業承継というとても興味深い報告であった。また、グループ討議では各社の次代への承継の課題について議論が交わされ、継ぎたいと思える会社にしなければならないという結論に至りました。誰に承継するか、後継者を如何に育てるかも大事ですが、何よりも継ぎたいと思える会社にするという単純明快な結論に至り、非常に学び多き例会になりました。