<中国ブロック支部づくり連携交流会>
経営に軸足を置いた会活動を
~岡山からは事務局を含む16人が参加~
8月31日に2021中国ブロック支部づくり連携交流会がオンラインで開催され、中国5県の同友会および中同協から約60人(岡山からは事務局を含む16人)が参加しました。
本交流会は支部役員や理事を対象に、支部づくりや自社の課題や悩みについて情報交換し、実践の緒を見つけることを目的に毎年開催されているものです。
前半は、笹原堂弘・京都同友会理事から「経営者として姿勢を正し、労使見解の精神で謙虚に学ぶ支部づくりを目指して」のテーマで報告がありました。笹原氏は支部長に就任した時、会員が本気で話し合い、謙虚に学びあえる支部にするには、まず中枢役員が同友会理念について深く理解している必要があると考え、正副支部長で同友会理念を学び直したとのことでした。また、支部長が率先して新会員との顔つなぎをし、オリエンテーションに積極的に参加。引き続き支部行事にも参加しやすいようフォローを行ったことを紹介しました。
グループ討論では、「同友会で様々な活動に取り組むことにより、自社がどう変わったか? 会社が良くなっていますか?」を討議の柱として意見交換を行いました。
後半は「支部の方針と課題・悩み」をテーマに、各同友会から6人の支部長が支部の現状と課題について報告を行い、2回目のグループ討論を通して課題解決に向けた今後の活動について情報共有しました。
最後に本交流会のまとめとして、立石克昭・中同協副会長が、「社内でも同友会について語り、成長している姿を見せているから『良い会だ』と社員が増強してくれる。皆さんは自社が良くなることに軸足を置いて活動していますか? 経営の匂いのする役員会や例会でないと人は集まらない。熱い思いのあるところ、いこるところに人は集まる―まず皆さんが実践し、いこる中国ブロックにしよう」と鼓舞し、閉会しました。
参加リポート
山陽レジン工業(株) 代表取締役 守屋孝一(岡山南支部)
参加して刺激を受けたこと気付けたこと思えたこと
初めて参加しました。今期、副支部長を拝命し、「自分が同友会活動にどう役に立っていけばいいのか?」など他県から学べればと思い参加しました。
事例報告では、支部長の任期中に県内で一番の支部をめざした京都同友会の笹原堂弘氏が話され、1人ひとりの会員さんを直接訪問し、顔をつなぐ努力をしたことで支部の強化につながったことや、「重要なのは毎月の例会であって、いかに深く学べる例会にできるかだ」と言われていて、とても刺激になりました。
グループ討議では、「例会参加メンバーが固定化されてくる」など組織強化の課題は他県でも共通部分がありました。会に参加してない人は、「何のために同友会に入会したのか? 自社の経営課題は何なのか?」を思い出してもらい、解決のヒントが例会にあるということをあらためて伝えれば、それが参加につながっていくと気付きました。