8月と9月に2カ月連続で同友会オリエンテーションを開催し、新会員11人とオブザーバー6人が参加しました。両会場では合わせて5人の方がその場で入会申込書を記入し、後日、理事会において入会が承認されました。
8月5日に事例報告を担当した(有)サンテルの藤原輝昌氏は、同友会で「全員で守ることを決めて、決めたことを全員で守ることが信頼関係の基本」との話を聞き、今までの自分の経営姿勢を猛省するとともに学び続けることを決意したエピソードを紹介。すぐに経営指針成文化研修会を受講しましたが、「経営指針を実践するためには社員にも成長してもらう必要がある」と考え、社員共育大学にも参加するようになったと言います。そして「うちのような小さな会社が新卒採用なんて無理だと思っていたが、同友会で学んだおかげで採用を計画的に進めることができ、新卒採用も実現した。今は社員一人ひとりが高い志を持つ小さな一流企業を目指している」と語りました。
9月26日のオリエンテーションでは、(株)ひだやの緋田幸生社長が報告。経営する焼肉店がコロナ禍で危機に直面した際、同友会から次々と配信されるメールに大きく励まされたと言います。そこに記された「一社もつぶさない! 知恵と力を出し合って乗り切ろう」「雇用を守り全社一丸となって企業の存続を」などのメッセージは、まさに自分のために届けられたものと感じたそうです。すぐに社員に向けて雇用を守ることを宣言するとともに、テイクアウト専門店の出店を決意。社員と一致団結して危機を乗り越えた経験を紹介しました。そして「あのメールが来なかったらどうなっていたか」と振り返りました。緋田氏は「同友会で経営理念・経営計画をつくっていたからこそ危機を乗り越えることができた。理念の浸透ができているかどうか、実際に店を見に来てほしい」などと語りました。
次回のオリエンテーションは11月18日の開催です。新会員の方は是非ご参加ください。またお知り合いの経営者を一人でも多くお誘いください。