社員教育求人委員会は、9月29日に「働く環境づくり学習会」をオンライン開催しました。「よりよい組織経営を目指す我が社の取り組み～社内規則・ルールの見直し編」と題した学習会には10人が参加し、オーニット（株）の仁戸田昌典社長（理事・東備支部長）の報告をもとに職場環境づくりについて意見交換を行いました。当日参加した（有）藤井鉄工所の藤井幸代社長によるリポートを掲載します。
働く環境づくり学習会に参加して
（有）藤井鉄工所 代表取締役 藤井 幸代（倉敷支部）
仁戸田社長の報告を聞き、人事評価制度について学ぶところの多い有意義な機会となりました。当社には人事評価制度がなく、仕組みも分からなかったので、実際に運用されている事例の報告はとても参考になりました。
当社は、中途採用者の賃金設定や人事評価の基準が明確ではなく、社員から不満の声が上がっているのが現状です。今回の報告とグループ討議から、「まずは自社がめざすべき姿を明確に示す必要がある」と気付かされました。つまり、社員を評価する前に自社が求める社員像を明確にすることが一番必要だということです。
また、中途採用と新卒採用の両立についてあらためて考えさせられたのは、社員一人一人に公正な評価を行い、個々が成長して活躍してお互いを認め合うことができる自社なりの評価制度を作っていけたらいいな、ということでした。
働く環境づくりがしっかりとできているということは、経営指針と就業規則の両方が実効性のあるものになっているということであり、職場環境の改善を通じてより良い組織経営を目指すことは人を生かす経営にも繋がると思います。
当社は今期、就業規則の見直しに取り組んでいます。社内初の女性機械工の採用も予定しています。そうした中で、なぜ見直しをしないといけないのかということも含めて人事評価制度についてもう一度社員と議論し、今の時代に合った職場環境の整備を進めていきたいと思いました。今回の学習会は、私にとってあらためて気持ちを引き締める絶好の機会でした。経営指針に全員で取り組み、社員がいきいきと働ける環境づくりを進めていこうと思います。
