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【23.03.03】第17回「魅力発信!-New Face」ネットリンクス(株)

新連載
魅力発信!
-New Face-第17回

この連載では「よい会社・よい経営者」をめざして学び始めた新会員さんにスポットライトを当て、同友会でどんなことを学び、どんな企業を目指すかを語っていただきます。日々奮闘している会員企業を紹介します。



ネットリンクス(株)
代表取締役 前田 洋一氏

2020年入会・岡山北支部

岡山市の表町商店街の東側、オランダ通りに面するビルの一画にネットリンクスのサテライトオフィスはありました。美しいデザイン家具や席を固定化しないフリーアドレスの配置など、最先端のトレンドを取り入れた真新しいオフィスで取材を行いました。

ネットリンクス(株)
<所在地>〒700-0822 岡山市北区表町1-7-15 TEL:086-231-0890
<事業内容>パッケージソフトの販売・保守、コンピュータネットワークの構築、ITコンサルティング、ホームページ作成CMS「ぱっとカエル」、経理のアウコトソーシング「ケロミの経理代行」、ソフトウェアの企画・開発並びに販売
URL:https://www.net-links.co.jp/

主な業務

(大西)若い人が多そうですね? どんな仕事をしているんですか?
(前田)主にIT部門と会計部門の二つがあります。IT関連では、様々なパッケージソフトの販売と使い方のレクチャーをしています。会計部門は、関連する会計事務所の仕事や、顧客企業の経理や総務のアウトソーシングをしています。
(大西)どんなお客さんが多いですか?
(前田)アウトソーシングでは、経理を担当する社員を雇えない個人事業主や一人親方をターゲットと考えていたのですが、事業規模の大きい会社からも依頼があります。
(大西)幅広い顧客層に選ばれる理由は何だと思いますか?
(前田)会計だけじゃなくITも強いからだと思います。様々なデジタルツールが使えるし、定型的な業務をRPA(ロボットによる業務自動化)で効率化することも提案できます。
(大西)確かに社員数が限られる会社にとって自動化はありがたいですよね。

起業して今の業態になるまで

(大西)最初から今の業態だったんですか?
(前田)創業は1989年で最初は不動産屋としてスタートしました。数年後、会計事務所の一部門として会計ソフトを扱い始めたのに合わせて今の社名になりました。完全に独立したのは2006年です。当時はまだ入力作業のデジタル化が進んでおらず、手書きの伝票を使っている会社が多かったのでニーズがありました。同時期に会計ソフトも本格的に扱い始め、それが拡大して今のIT部門になりました。
(大西)最新のツールを扱う上で苦労する点がありますか?
(前田)一番大きいのは、まず私達自身がそのツールの使い方や利点を十分理解していなければならないことです。その上でお客様にわかりやすく説明できないと受注はできません。例えば、RPAはすごく便利な技術ですが、どこがどのように便利なのかを具体的に説明しないと相手には伝わりません。「事務作業が毎月20時間ほど減ります。その分、新しい取り組みやアフターサービスなどに時間を使うことができますよ?」といった話をしないと導入までたどり着けないんです。テレワーク関連のツールにしても、当社の場合はコロナ前から使っていたので時間が十分にありました。だから自信をもってお薦めできたし、そのツールの長所も短所も説明することができたんです。こうした姿勢が評価され、「テレワーク先駆者百選 総務大臣賞」(総務省)に選ばれたんだと思います。受賞企業はJALなどの大企業を含め5社しかありません。
(大西)それはすごいですね! 仕事のやり方もさらに進化してるんじゃないですか?
(前田)今はお客様との折衝などをできるだけ効率よく進めて、原則として7.5時間働けばあとは自由にしています。コロナが流行してからコミュニケーションの取り方も変化し、朝礼と終礼でみんなの顔を見ることができる仕組みを作っています。状況を共有するためのミーティングも始めました。

今後のビジョン

(大西)自由な働き方を追求しながらコミュニケーションを補っているんですね。今後のビジョンは?
(前田)ITを活用して岡山を発展させたいです。そのためには人材の育成が必要です。現在、社内全員で社内勉強会のプログラムに沿って学習し、ITと会計のプロを目指しています。一人ひとりの技量が向上すればお客様の信頼が篤くなり、仕事の幅も格段に広がっていくと思います。「あそこに頼めばちゃんとしてくれる」と思ってもらえる会社になりたいと思います。


執筆=(株)二鶴堂 大西 肇

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