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第23回「魅力発信!-New Face」(一社)渋川マリンアクティビティ協会

新連載
魅力発信!
-New Face-第23回

この連載では「よい会社・よい経営者」をめざして学び始めた新会員さんにスポットライトを当て、同友会でどんなことを学び、どんな企業を目指すかを語っていただきます。日々奮闘している会員企業を紹介します。


>代表理事 安原 賢一氏
2022年入会・岡山南支部

(一社)渋川マリンアクティビティ協会
<所在地>〒706-0024 玉野市御崎2-13-21  TEL 050-3503-1079
<事業内容>渋川海岸・王子ヶ岳エリアを中心とした観光振興
【WEB 1】https://you-make-okayama.jp/
【WEB 2】https://harectio.com/

取材を行ったのは渋川海岸。砂浜ではビーチサッカー選手の皆さんが練習で汗を流しています。開放的な海岸での取材となったのは、安原さんの事業に関係があるのです―。

立ち上げの経緯

(藤井)協会は安原さんが立ち上げたのですよね?
(安原)そうです。「岡山をビーチスポーツの聖地にしたい!」と一念発起して、2015年にまず官民一体となったまちおこし団体「おかやまビーチスポーツ協会」を立ち上げました。(公財)日本財団の支援を受けて様々なビーチスポーツの用具を揃えたことで、日本一設備が揃っている海岸だと思います。「次は強いチームが必要だ」ということで19年に「渋川マリンアクティビティ協会」を立ち上げて、ビーチサッカーチーム「ハレクティオ岡山」の運営を始めました。
(藤井)どんな事業をされているんですか?
(安原)チームの運営をメインとして、ビーチスポーツ大会の運営、海開き時の特設ビーチコートの運営を行なっています。人財育成を主軸とした観光振興とビーチスポーツの発展を目的としていて、ビーチサッカーはもちろん、ビーチバレー、ビーチテニスなど、ビーチスポーツに特化した「総合型地域スポーツクラブ」にしたいと計画しています。
(藤井)ビーチスポーツに特化した「総合型地域スポーツクラブ」というのは珍しいですね。
(安原)そうなんです。スポーツ庁が推進している総合型スポーツクラブは数多くありますが、ビーチスポーツに特化したものは全国的に無いと思います。また、この渋川海岸はビーチスポーツを行うには日本一条件が整っていると私たちは考えています。

渋川海岸の素晴らしさ

(藤井)どんな条件ですか?
(安原)5つありまして、(1)広さ:フラットで広大な面積の砂浜 (2)地質:1年中地形変化のない海岸(3)利便性:リゾートホテルが隣接しており岡山駅から直通バスがある (4)安全性:海洋ゴミの少ない瀬戸内海 (5)天候:降水量が少ない「晴れの国おかやま」――この恵まれた環境を活かし、他県には真似のできない取り組みで、岡山県を盛り上げていきたいと思っています。
(藤井)そんなにここにこだわるのは何か縁があるのですか?
(安原)生まれも育ちも玉野なので、地元の地域資源を活かすことと、大好きなサッカー「(スポーツ)をすることで地元に貢献できる――これ以上幸せなことは無いと思「っています。
(藤井)そうなんですね。地元の人ならスムーズに事は運びましたか?
(安原)いやいや大変でしたね。かつてはワンシーズンで48万人が訪れていた観光地です。当時から利権を持っていた方々が引き継がれている暗黙のルールがあったり、新しい試みを良く思っていない一部の方との調整は、今も課題が残っています。
(藤井)そんなことあるんですか!
(安原)玉野も造船業を主とするモノづくり一択のイメージから、だんだんと観光の重要性が高くなってきており、若者の人財育成として行っているイベントを通じて、活動を応援してくれる方が増えつつあります。

渋川をビーチスポーツの聖地に

(藤井)今後協会としてはどのようにしていきたいですか?
(安原)まずは「ハレクティオ岡山」が全国優勝を果たし、「日本のビーチスポーツの聖地は岡山だ」と、毎年多くの若者が集う地域にすることですね。10年先、20年先の未来に、この渋川海岸が、世界から注目されるビーチスポーツの聖地と呼ばれるように、ひとつひとつの事業を形にしていきます。

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