ふたば司法書士法人 代表 磯? 淳子(女性部副部長)
女性部の企画である女子大学も、今年で第4期を迎えました。今期のテーマを何にするかという場面で、大阪の女性部ではお互いに決算書を見せ合って経営者目線で相談やアドバイスをしているという話から、「岡山でもそのようなことができるようになりたい、そのためには財務をしっかり学び直そう」との意見が出ました。そこで、今期は財務のみにフォーカスし、「経営者のための財務講座」と題して(株) チアーズジャパンの入江晃史氏を講師に迎え、第1講から第8講まで開催することとしました。時代の流れでしょうか、今期は男女共学で、時に抜き打ちテストがあったり、当てられてドキドキしたり、ウン10年ぶりに学生に帰ったような気持ちで楽しく学んでいます。
講義では、勘定科目の説明、損益計算書、貸借対照表の読み方などの基礎的なことから、何円の利益を残すため
に価格をいくらに設定するか、値引きによる本当の損失などをわかりやすく解説していただいています。
実際に受講してみると、分かっているつもりで案外分かっていなかった、基本に立ち返ることの重要性を改めて実感しました。特に価格設定の計算では、正答率 9% 程度だったと記憶しています。受講生が特別に落ちこぼれだったということではありません。経営者や幹部、社員が経営指針書を作成し、計画に沿って経営するとしても、計画を立てる段階で数値を間違っていては意味がありません。経営指針書の数値目標をより無理・無駄がなく正確に立てるためにも、財務を学び直すことは大きな意義があると感じました。また、現場に出ている社員さんや幹部の方が学ぶのにもよい内容だと思います。
残すところあと1講となりましたが、社内にもフィードバックできるようにしっかり勉強したいと思います。
▼ 講師の入江晃史氏 (写真/左下)