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【20.04.03】第21期社員共育大学修了式を開催

社員の成長と経営者自身の振り返りを促す
第21期社員共育大学修了式を開催


開会に際して、(公財)操風会岡山旭東病院の河村武人氏より「昨年6月の第1講の時と比べると皆さんは大きく変わりました。色々な方との関わりの中で得た学びをプライベートや仕事に役立て、今後も成長し続けてください」との挨拶があり、その後、学長の土井章弘氏から修了証書の授与が行われました。修了した社員からは、「最初はしぶしぶ参加していたが、途中から楽しく思えるようになった」「仕事や生活に対する姿勢が変わった」などの感想が述べられました。修了者には記念品として、書籍『新版・共に育つ』も配られました。その後、参加企業の経営者を代表して、カスタマー建材工業(株)の森本孝浩氏と瀬戸大橋温泉やま幸の山本修氏より挨拶があり、「全八講を通じて得た気づきを、勇気を持って実行して下さい。いつか再会した時には、今より一回りりも二回りも成長した姿が見られることを期待しています」「社員共育大学に参加して私自身の見つめ直しができました。受講者の皆さんも、ここで得た学びを会社に持ち帰って仲間に伝えてください。そしてより良い会社を作っていきましょう」と激励の言葉が送られました。

懇親会では、社員教育求人委員長の浅野浩一氏が「相手のことを考えて動くことで喜びや感動を発見し、みんなの幸せにつながる。そのことに気がつけば、自分自身の成長を実感することができると思います。ぜひその実感を掴み取ってください」と、祝福の言葉を添えて乾杯の発声を行いました。最後に(有)サンテルの藤原輝昌氏によるまとめの挨拶と五本締めで閉会となりました。

昨年11月に岡山が設営を担当した同友会の全国行事「社員教育活動全国研修・交流会」では、県外参加者の多くから「岡山の社員教育は素晴らしい」「自分の同友会でも取り組んでみたい」などの賛辞が寄せられました。それほど高い評価を得ている学びのプログラムが地元で毎年継続開催できているのも、今まで運営に関わってきた多くの歴代の経営者の知恵と工夫が投入されているからに他なりません。まだ受講されていない方は、6月から始まる第22期社員共育大学に、ぜひ社員と一緒にご参加ください。


分科会リポート

●社員共育大学での学び

当社は従業員が少なく、社員同士のコミュニケーションに基づいた気づきや学びの機会も少ないと感じており、「社員共育大学に参加することで何かプラスになる事があるのではないか」と思い、今回初めて受講いたしました。

当社の社員も、当初から「他社の社員さんや経営者と討論するのが面白い」と言って楽しんで参加している様子でした。そして色々な学びの中から自分を成長させるヒントを得ようとして積極的に討論や話し合いをしている姿が見られました。

私にとっても、当初は嫌々来ていたけど途中から楽しみを見出している社員さんや、発言が積極的になってきている社員さんの成長を間近に見ることができたことは大きな発見でした。また、自社と他社とを問わず、社員さんが普段どんな気持ちで働いているかを知ることができ、通常の例会では味わえない気づきや学びがたくさんありました。

修了式では、大勢の人たちの前で緊張しながらも堂々と発表している社員の姿を見て、とても誇らしく感じました。非常に実りの多い社員共育大学でしたので、新しく社員を迎えたらまた参加したいと思います。皆さまにも自信をもってお勧めいたします。

(株)オーリス 代表取締役・CEO 小寺 史将

受講者レポート

●社員共育大学に参加して

社員共育大学に乗り気でなかった私の背中を押してくれたのは社長でした。参加の目的が明確に理解できていなかった私は、かつて社員共育大学に参加したことのある同僚に話を聞いてみました。すると「経営者の良い話が聞けるよ」ということだったので、「じゃあ、いいセミナーを受けてみよう」くらいの気持ちで参加しました。ところが、開講式に参加してみると人数が多く、その場の雰囲気に圧倒されました。それでも、何度かグループで討論を重ねていくうちに、徐々に積極的に取り組めるようになりました。
 
当初は受け身の姿勢でしたが、参加を通じて自ら何かを発信し学ぶ姿勢と、人と人が関わりお互いを理解することの大切さと難しさに気付
くことができました。当社では高齢化が進み、技術の伝承が思うように進んでいません。しかし、第7講「メンバーシップ・リーダーシップとは」で、自分の役割について考えることができ、コミュニケーションの大切さを理解したことで、伝承もうまくいくのではないかと思えるようになりました。今後は、自らメンバーシップ・リーダーシップを発揮していきたいと思います。受講中、グループ討論を通じて毎回様々な業種や幅広い年齢の方々と話し合う機会を得ました。おかげで社内だけでは得られない広い視野と考え方を身に付けることができたと思います。今後も学んだことを自社で活かせるよう、学び続けていきたいです。

(有)田中製作所 大西 忠義

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